ボンドのプライヴェート・カー |
車なんて物は、タイヤが四つあって人を運べさえすれば、いいんだという割には、好みにうるさい。
愛車は1930年型ベントレーのクーペ。情報部の航空隊主審の整備員に任してあり、増速装置の改造が施されている。しかしムーンレイカー事件でドラックスの追跡の際、大破してしまう。1953年4.5リッターのマークYを積み込んだヤツを購入する。色は軍艦方のグレイ。紺の革張りシートである。
その後も1959年から同社のベントレー・マークUコンチネンタルを愛車にする。コレはどっかの金持ちがぶつけたスクラップを買い取ってリアやドア、屋根を改造した。80年代になると実用性もかねて、スウェーデン製のサーブ900ターボに乗り換える。 |
サーブ900ターボはボンドが個人的にコミュニケーション・コントロール・システム社に依頼して改造を加え、防弾ガラス、秘密収納スペース、催涙ガス発射管・・・・などQ課でも探知不能な装備を施した。情報部でサーブはシルヴァー・ビーストと呼ばれ、その秘密を探ろうと、ブースロイド少佐は嗅ぎまわり、その助手のアン・ライリーは色仕掛けでボンドから聞き出そうとしている。
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1984年、叔父の遺産が入ったことでベントレー・ミュルザンヌ・ターボーをブリディッシュ・レーシング・グリーンの色で、内装はマグノリアで購入し、CCS社の機密保持用長距離電話と秘密兵器用コンパートメントを設置して乗りまわしている。 |
情報部が提携社をBMW社等に切り替えたためこれまで情報部で使われていたアストンマーチンのうち何台かが最高額の入札者に売りにだされた。ボンドは5000ポンドの差でビル・タナーに競り勝ち、アストンマーチンBD5手に入れた。メンテナンスはメルヴィン・へックマンというメカニックマンに預けている。 |
任務のためQ課より支給された車 |
アストンマーチンBD3
越境用汎用仕様車かな? |
 正式名称QST/A117潜水可能車。
通称おねしょのネリーこと、ロータス・エスプリ |
レイモンド・ベンソンの小説シリーズではこのジャガーXK8が支給されており、BMWの一連の車と交互に使用していくことになる。
小型偵察機(鳩くらいの大きさの小型飛行機)を搭載、総て音声でコントロールできる装置が、ダッシュボードに内蔵されており、ボンドはステアリングを握りながら、口であれこれ命じるだけで、何もかも機能させることができる。 |
 さしずめ遠隔操作可能車というところか・・・BMW750 |
迎撃対抗手段可能車・・・BMW/Z8
走らない車はトーチカにも、なりゃしない・・・ |
アストンマーチン・バンキッシュ
武装としてZ8の欠点を補強したもの。
特徴としては通称バニッシュの名がついたとおり、光学迷彩を実装している。 |