「未来は君のものだ。楽しむがいい」
ワールド・イズ・ノット・イナフ
はじめに
難しい難しいって、うざったい奴らだよ。血が回ってねぇんじゃないの。
ノベライズで解ったこと。
映画の「OO7は二度死ぬ」、「孫大佐」はペンソンにとって史実だということ。
しかしほんと、プロットの範疇・・・(汗)
まあ、やれオディプス・コンプレックスがなんだとか、かんだとか、ケレンミがどうとかテンポがアクションでどおとか、もったいつけて解説する輩がいるけど、恋するボンドがなんだとか、階段登るシーンが「めまい」を連想するとか(笑)っても、ねえ。(笑)
ええやん! 悪党は女やった。「湯煙パイプライン殺人事件」やったで。
別に殺されも、悲しくもないエレクトラ・キングね。
べつに女が殺されたところで、ねえ、ワタシたちは「覚悟はいいかねボンド君」を読んでるしねえ(汗)
逆にノベライズのヴィクター・ゾーカスには、惚れた女のために、あえて堕ちてやる道を選択した男気と哀愁を感じてよいですな。
一つ覚えで難しいを連呼する方へのタイム・テーブル
キング卿とMはケンブリッジのご学友。
キング卿、アゼルバイジャンあたりの地域に眠る油田の採掘権のために、部族の酋長の娘と結婚する。
エレクトラ生まれる。
エレクトラは母方からの部族から影響が濃く、父親やイギリス人は略奪者と言う思いが強くなり、母親の死によりそれは確信なものに。
母、一族の復讐心の種が幼きエレクトラにまかれる。
ヴィクター・ゾーカス、母親の愛を知らず育つ。
ソ連陸軍特殊部隊を経て、無政府主義のフリーランスになる。
ついたペット・ネームはレナード・ザ・フォックス。
ゾーカス、エレクトラを営利誘拐する。
キング卿、MI6のMに相談する。
Mの助言はテロリストの要求は拒否。
父親とMに自分が見捨てられたこと知ったエレクトラは、その失意を見捨てた者への復讐に転化。
ゾーカス、エレクトラに同情。惚れる。
エレクトラとゾカース共生関係になる。
エレクトラは自ら耳を削ぎ、擬装脱出をする。
復讐の開始。
009、ゾーカスの暗殺任務を受ける。返り討ちされる。
ゾーカスは返り討ちにするものの、OO12の弾丸はゾーカスの脳幹部にとどまる。
ゾーカス、痛感を失う。
ロシア支部を襲い0012を殺害。機密書類を奪取
売人を通じて不備の機密書類をキング卿に売却。
キング卿よりクレームを受け尿素付けの現金をキング卿に返却する。
復讐の第一幕。尿素爆弾でキング卿を爆死させる。
第二幕。次のターゲットと思われるエレクトラ護衛に来たボンドを囮に、Mを呼び出し身柄を拘束する。
第三幕。ロシア核廃棄物処理場より実弾を、シージャックしたロシア原潜を実包にして、放射能爆発をおこし、一族の地を流れるパイプライン以外のものを使用不能にさせ、世界を我が物に・・・・
まあ、ひとつ言わせていただければ、エレクトラとトレーシーをくっつけたたがっているんだけど、例えば無謀な賭けのシーン・・・あれはトレーシーの場合、負けたら社会的存在を絶たれるという絶体絶命があるからであって、負けリャ小切手切ればいいというエレクトラとは根本的に違うと思うし、それは本当の刹那な生き方じゃない。
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