「死者に復讐は無意味だ」


慰めの報酬

監督: マーク・フォースター
製作: バーバラ・ブロッコリ
マイケル・G・ウィルソン
原作: イアン・フレミング 『ナッソーの夜(007/バラと拳銃』(東京創元社刊)
脚本: ニール・パーヴィス
ロバート・ウェイド
ポール・ハギス

はじめに
同世代の主演と監督がいて、どちらも子供の頃ファンで好みも一緒で。出来上がったものは思い出補正も込みでかなり一方通行に濃い。偏りが半端ねぇ。どんだけピーター・ハントさんのアクション・シーンの編集映像が好きなんだか、どんだけロバート・ショーとショーン・コネリーの殴りあいシーン好きなんだか、どんな手をつかってもマチスとカミーユをケリム・ベイにしたてたいのか、どんだけフォースター監督とクレイグさんは「ロシアより愛をこめて」がすきなんだか。
「ロシアより愛をこめて」には要塞も、ボンドが防がなきゃいけない陰謀も無いし。ボンドは前だけ向いてゴール目指して蹂躙してけばいいんだし、ガールはベットにいるだけで良いから、ボンドと行動を共にするのはケリムみたいな頼れる相棒さ。だからカミーユはガールじゃなくてボーイあつかいさせてもらうよ。

だからこの作品、監督とクレイグさんの見たかった所「だけ」がてんこ盛りなんだ。見たくないところ・・・はすべてカット、ドラマづくりのセオリーから外れようが、カット。説明不足といわれようが、自分たちがビデオで早送りしてたようなそんなシーンはカット。荒いといわれようが、その荒いのがいいんじゃないか。俺らはそれが見たいんだ、てんこ盛り。

圧倒的な力技で押し切った感じの作品だから、良い悪いより、好きか嫌いかがすべてだと思う。監督とクレイグさんと同じ世代はたぶん、真っ二つ。やれやれー! もっとやれー! と思うか、ふざけるな莫迦ヤロウ! と思うかどっちか。
自分探しを嘯く人が実際に自分自身を見せ付けられたときにどう反応するのかな? という感じ。あるいは社会で良いポジションについてる人には同属嫌悪かな? たぶん、きっと。

離れてる世代は新しいと思うか、懐かしいと思うかカナ。。
本当に、監督とクレイグさんが自分たち(だけ)が見たかった映画として作られてるから。。

あらすじ
ヴェスパに裏切られたボンドは、その腹いせを敵組織に復讐するという口実で任務を継続する。敵組織の実態解明に、ボンドとMはミスター・ホワイトを尋問する。
それは後にクォンタムと呼ばれる組織で、組織のメンバーであるMの秘書によりホワイトは奪還される。Mの秘書の口座より、ル・シッフルのマーキングの付いた大量の現金が発見され秘書と送金先のハイチの銀行口座とが結びつけられる。ハイチにてその口座から振込みを行っていたのは自然保護団体の代表ドミニク・グリーンと判明する。

グ リーンは亡命中のメドラノ将軍にボリビアの現政権を失脚させて将軍が支配者になれるように約束し、その見返りとして何故か荒れた土地を得た。油田発掘と称 して大規模な採掘工事をしたが、その正体はボリビアの水源をすべて取り込むことが出来る巨大な人口湖であり、既にボリビアの水源のすべてを確保することに 成功し、そのダムからによる水供給コントロールでボリビアの完全支配が成功し、後は傀儡を作るだけだったのだ。核心に近づくうちに、現地のボンドの情報 が、首相側近を初めとする、英国政府内のクォンタムのメンバーによって改ざんされ、Mのもとに届き、困惑するM。

クォンタムの狙いは何か? 英米仏露の、原油ビジネスで難儀する中東に代わる、四カ国の完全支配が可能な油田地帯の確保であり、ライフライン支配によって完全支配となったボリビア に、四カ国共同の石油パイプライン建設する・・それがクォンタムの「計画」であり、その実働部隊に、グリーンとCIAが選出されていた。
クォンタムの正体・・・今までMI6が南米反政府勢力に資金を調達する程度の組織としてみていなかったそれは・・・実はクォンタムそのものが「英米仏露」の政府のサミットであり、中南米の反政府勢力を先導し先進国の植民地化を目的としていたのだ。
 


感想文
おもしろかった? に即答できなかったのは、コレ、観た人に欲がでちゃう作品でね。もうボンド映画の縛りは取っ払っていいから、Mとボンドの物語として深く掘り下げたもの作ってくれとか、ボンドとカミーユの関係が師弟関係でね。少年の成長物語みたいに、カミーユは復讐という試練を乗り越えて一つ人間として逞しくなっちゃうんだよね。役がガールじゃなくてボーイなんだよね。ならば・・ってね。あと原作ファンよろこぺ。フレミング先生が描写した原作版スペクターの組織形態が完全に映画化されたぞ!! でもブロフェルドみたいな落し所がない分、次の一作品で広げるだけ広げた風呂敷をどう畳むのか、ドキドキだぞ!!!

水道の民営化による一国のライフラインの支配で実際に起きたボリビアの暴動。 これ位は知ってて常識でしょ? という感覚で「慰めの報酬」本編は作られてますんで。まあだから最初は配慮して南米某国にしていたのでしょうイオンは。ただ今回のクァンタムが映画のスペクターよりも原作のスペクターに近いのは、水の民営化による独占で一国の支配が目的の「実際に起きた事件と、映画の世界制服を目指す秘密結社」に対し、独占と支配が目的ではなくて、それは目的のための「手段」でしかない今回のクァンタムの差異なんだよってね。民営化なんて手続きとらなくても「いうこと聞かないと毒混ぜるぞ」ってヤルとショッカーになるんだけどね。

痛み云々はともかく、もともと007は主人公によってすすんでいく映画だったはずなんだよね。でもいつしか主人公が動かなくなって、場面が移るたびに順番 に登場する脇役、ゲストに尻たたかれて進んでいくアクション映画になって。何、この体たらくっていいたくなるような、無駄なやりすぎスタント・アクション で捕まっては逃げて、捕まっては逃げてばっかりの映画になって。。。まあだからクレイクさんになってから、追う、攻める前進していく、待ち伏せ食らってエ スケープしないで返り討ちにする、アグレッシブなスタイルにもどって、いかったなあ・・と。


前作を見てから行けという方が多い中、あんまりそれはお勧めできない、できにくい。むしろカジノロワイヤルは見ないで行くことをご推奨するのは、ここらへんなんだわ
「この状況はちょっと不安だ」と言っちゃうMが「慰めの報酬」に居て、言わないMになる物語をプロデュースしたいがために、前作の「言わないM」を劣化させてまで登場させてるのが、無視できない、無視しにくい感じ。

ヴェスパについても似たり寄ったりで、たぶんリアル・タイムで見た人もうすうす感じてたと思うけれど場面場面でヴェスパの人物設定が違うんじゃないかと。 「ヒロインとしてボンドを愛したヴェスパ」と「敵キャラとしてボンドをたらしこんだヴェスパ」が場面ごとにとっかえひっかえ出てきて。あからさまに今後の 展開について、騙された自分の反省か、愛する人の復讐か、マーケット・リサーチしてやがるな、バーバラPって感じで。
だから撮影のたんびに正反対の演技を要求されて、何がなんだかわからないまま、自分の役の性格すらつかめないまま終了させられたグリーンさんがシリーズに毒づくのも解らなくはないんだけどもね。

結果、復讐をやめた理由をきれいごと・・あいや、きれいな理由に結論付けて考察したレビューが出てくると思うけれど、自分の得意分野で出し抜かれて、それ がふたを開けたら何度も同じ手を使う低レベルの間男にひっかかるような女で。そんな女に自分は莫迦みたいに入れ込んでたのかって百年の恋も一気に冷めてし まった。ボンドらしいってったら、らしいし、ボンド・シリーズだから許される結末だろうし。原作の「カジノロワイヤル」と正反対の解釈にはなるけれども、 この結末は明らかに「慰めの報酬」の原作ということにされた「ナッソーの夜」そのものの物語になってしまったんだよね。

クレイグさんから入った女性ファンがそのラストをそれを許すか許さないかは別として、恋が冷める瞬間については理解は、あるいは同情は出来るんじゃないのかな。原作「ナッソーの夜」のボンドの立場的な感じで。



トピックより再掲
下に行くほど過去になります プレミア時期のトピックを再掲してます

「007/慰めの報酬」フォースター監督が語る。「自分が見たいボンド映画を」 eiga.com
「自分が映画館で見たいと思っていたボンド映画を作ろうと思った」
「プロットによって物語が進むのではなく、キャラクター(007)によって進んでいくアクション映画にしたい。観客がボンドを、痛みや傷を抱える普通の人間として感じられるような映画を作りたかった」

Alicia Keys(Feat. Jack White) - Another Way To Die(2008)‐ニコニコ動画(ββ)
デュエットを売りにした割には声域が似すぎてるんで、別に一人でもいいじゃん
いや、声はいらなくても、ギターはいいんじゃないかなあって


また、新潟かw 2008/12/31
TBS RADIO 1216(火)コラムの花道 (小西克哉 松本ともこ ストリーム)
Welcome to Goldeneye 「OO7慰めの報酬」とボリビアの資源戦争
貼ってみるんだ。
どっかのサイトの二人の秘書と管理人みたいにネタばれ上等でないので、逆に映画を楽しむために踏まえとく基礎知識として聞いた方がいいんじゃないで、いいんじゃなあい。

ただ欧米では社会ネタ時事ネタ現代知識として存在していても、必ずしも極東の、日本ではポピュラーなものではある訳ではないので。例えば「ワールド・イズ・ノット・イナフ」のロシアン・マフィアのパイプライン問題や、「ダイ・アナザー・デイ」の中東のブラック・ダイアモンド問題とか、「消されたライセンス」のコロンビア政府の麻薬カルテルとか・・・日本じゃ報道したって価値のない彼岸の火事みたいなあつかいなもので、NHKスペシャルで一回くらい目に触れたらって程度のものだしね。

んで、うろ覚えなんだけれども「カジノロワイヤル」の前半マイアミ空港編。一見、航空会社の株を落すために新型旅客機爆破するというように描かれているんだけれども、内情としては北京オリンピック後、裕福になった中国人が大量に海外旅行に溢れかえる時代がくるため、それを運ぶ旅客機の製造を大量に中南米の半ば国営の製造会社に発注したんだけど、あまりにも安受けあいしすぎたため、納期に間に合わなくなってしまったらしい。それだと高い違約金を払わなきゃならない。そこで既に納品できた1機に対して映画みたいにドカンとやってしまえば、発注した航空会社の株はガタ落ち、残りの納品に関する契約も向こうから白紙で違約金ガバっ。しかも爆破された旅客機にかけていた保険も入ってくるんで南米の半ば国営の製造会社ウハウハ・・・なウラを踏まえて「カジノロワイヤル」も再見すると面白く見れるんじゃないかということで。そういう感じで。

飛行機爆破で、政府の資金増やしと反政府組織の資金増やしの両方をやろうとしたル・シッフルさん。しかもカジノで追い討ちでオケラじゃ・・・・・・・・・そりゃころされるは。。



ジェフリー・ブースロイド少佐とジェーン・マニペニー伍長がアップを(ry 2008/12/8
Daniel Craig talks about the future of JAMES BOND
フォースター監督が撮影したジェイムズ・ボンドとMr.ホワイトとガイ・ヘインズのラスト一分のシーンを採用しなかったことにより、三部作という選択肢はなくなり、ボンドとMの関係は確立しレイターも健在。クォンタムというわくわくするような設定の敵組織も手に入れた。「OO7」のお膳立てが揃って、新しいスタート切れるっていうのがクレイグさんのコメント。
たとえばQという天才発明家をめぐる物語とか・・・一年休んでまた来年から頑張るということは、BOND23の公開はソニーサイドは2010年、マイケルPは2011年といってるのもまんざら・・・

けっこう選択肢を用意してのリサーチしながらの展開なんですね。
ボンド映画のくせにwwwカジノロワイヤルもヴェスパ自体、原作設定か、ボンドをたぶらかす任務を遂行しただけの存在かどっちにも取れるようにしていたし、アルジェリアの君も原作設定か、ただの女衒か、クゥオンタムのボスかって情報ばら撒いてリサーチしてたんしね。・・・・三部作、見てみたかった気もするなあ。

スタ→トスカ
ジャコモ・アラガル:「星は光りぬ」‐ニコニコ動画(冬)
「慰めの報酬」でのトスカ。この裏であーんなことや、こーんなことが起こっちゃうんだけれども。トスカと殺しじゃ「ヒットマン」のパクリじゃないかって誰かが言い出す前に予防線をべたり。
Hitman Blood Money 難易度プロでサイレントアサシン:幕引きの時‐ニコニコ動画(冬)
ちなみに映画版「ヒットマン」オルガさんがヒロインやってます。


じりじり 2008/11/29
『007』シリーズ史上、ナンバー・ワンに!ボンド役のダニエル・クレイグを直撃! - シネマトゥデイ
初回の脚本を渡されたとき、ジュディ・デンチ演じるMの存在が、思っていたほど大きくなかったんだ。Mは、絶対の信頼をボンドに抱いてはいなし、失敗する こともあると考えているが、本能的にボンドは成功すると思っているんだよ。今回の戦いで、Mが『あの男はわたしの部下だ』と言うシーンがあって、ボンド自身の中に大きな自信が生まれる。ボンドとMは母親と息子みたいな関係として描かれるべきなんだ」
ピアース時代はデンチさん見たさに見続けてたあたいとしては、デンチさんの、クレイグさんのみならずキャストの方々からの愛されっぷりに嫉妬w

「あまり表向きにしてないが、このチャリティーは、わたしの叔父が長い間やっていたものでね。チャリティーとは、家族を失った子どもたちにもう一度チャンスを与え、しっかりとした人間に育て上げる価値あるプログラムだと思っているよ」
たぶんカミーユの設定や演出に対してもM以上に意見したんだろうなクレイグさん。本来のボンドガールの役目を破棄させてでも、クレイグさんの言うところのプログラムを作品風にカミーユに実践させちゃったしね。

「ハリソン・フォードは、過去にこう言った。『勝手にひざが動いてしまう』とね! わたしもまさにそれだった! 撮影中は肩を手術したり、傷口を縫った り、病院通いの毎日だった(笑)。今回のケガの数は、わたしの俳優人生で一番多い。だが、自分が満足し観客を楽しませることができる限り、このシリーズに 参加したいね」
ジェイムズ・ボンドは堪能しました。そろそろパブリック・イメージのジェームズ・ボンドに挑戦してください。


ジャパンプレミア・ヘッドライン 2008/11/26
速報代わりにどうぞです。サマンサ・アンド・ブリスは週末くらいまでには、と。
三階のバルコニーから眺めてたんだけど。さすがにベスト・ポジションらしくて、スタッフ方に追い出されて、二階のバルコニーのフェンス越しに眺めてたら、「そろそろ上映始まりますから上がってください」とスタッフの方に・・・・えっと、主題歌かけながらステージ作ってたのが印象的でした。
試写の方での舞台挨拶ではクレイグさんの「日本という国は、OO7にとって心のふるさとのような気がしてなりません。必ず戻ってきます」と、もうひとつなんか言ってたんだけど、それが印象的でした。
あと、マイクを次のオルガさんに渡そうとしたら、お時間ですとマイクを取られてキョドってしまったクレイグさんと、何か喋りたかったらしくて拗ねてたオルガさん・・・かなあ。
時間が押してるのは解るけど、オルガさんのモデル時代の話とか初主演の映画の話なんかで日本への思い入れを知っちゃうとなおさらね。
ダニエル・クレイグと新ボンドガールが来日。「007」会見&ジャパンプレミア eiga.com
フォースター監督は「ボックスオフィス成績が慰めてくれた(笑)」と自身にとって初のアクション作品の成功にホッと胸をなで下ろし、「バーバ ラにはダニエルのシャツを脱いだ姿が“慰め”になったよね?」と冗談を飛ばす余裕も見せた。
映画/ダニエル・クレイグの裸が最高の慰め? プロデューサーの心をも溶かす肉体に注目! - cinemacafe.net
「本作から得た“慰め”は?」という質問にプロデューサーのバーバラは「世界中での本作の成功ね」とニヤリ。これに監督が「撮影中に、ダニエルがシャツを 脱ぐところを見られたことじゃないの?」とからかうと、バーバラは「そうね、もう少し長くてもよかったわ(笑)」と返し、報道陣のみならず壇上のダニエル やオルガも爆笑していた。

まるでウチのサイトの為にあるようなコメントで有頂天ww。真面目なインタビューはクリックするとよいよい。

「007 慰めの報酬」 ダニエル・クレイグ来日会見・映画の森

握手しまくりサインしまくりの監督。オルガさんがインタビュー受けてる間もその後ろをちょろちょろちょろして握手しまくりサインしまくりの監督、テラ萌えすwwww。

「007」ダニエル・クレイグ、結婚間近の恋人サツキ・ミッチェルとラブラブツーショットを披露! - goo 映画
二人のラブラブっぷりにはファンだけでなく、取材に駆けつけたマスコミ陣も思わず色めき立った。そんな空気を察知したのか、ダニエルは当初予定されていなかったサツキとのツーショット撮影を自らセッティング。約80台のスチールカメラを前に、二人は仲むつまじい姿を披露していた。

D・クレイグ「ボンドの真髄」 007最新作 - 芸能 - SANSPO.COM

日本のイベンターが、クレイグ・ポンド・プロデュースのディフォルトである「オレの嫁同伴」を受け入れるか入れないかが今回のイベントのドキドキワクワクだったの。最初見たときサツキちゃん、ドレスの色だけでヴェスパのコスプレかと思ってしもうた。

中日スポーツ60年代ボンド回帰だ 新作「007」クレイグ会見芸能・社会(CHUNICHI Web)
「感情あふれるストーリー、エキサイティングなアクションが満載。60年代のボンドを回帰させる所もふんだんにある」とアピール。キュリレンコは「これまでにない自分のストーリーをもったボンドガール。アクションは初体験だったけど、いまではスタントウーマンも出来る」と話した。
なんていうのかな。オルガさんのカミーユは劇場版「銀河鉄道999」の鉄郎を思い浮かべてしまったよ。ボンドと別れるシーンなんそれこそ「さあ、行くんだ、その顔をあげてー♪」の歌が合いすぎ!

ボンドにシビれた“0018松坂大輔”(野球) ― スポニチ Sponichi Annex ニュース
リハーサル時、ツリーの点灯はおすぎさんっていってたんだけど・・・

asahi.com(朝日新聞社):「007」新作は、肉体派ボンドガールと自分探しの旅
 「復讐は大きなテーマではない。自分(ボンド)はどんな人間か、どんな悪の組織なのか、真実を突き詰めていく話だ。本当に(ヴェスパーを)愛したのかと自分自身を見いだす旅でもある」
オレの女はこんなオトコに惚れてたのか・・・と幻滅して一気にアイが醒めるに100ガバス。



オルガちゃん上陸 2008/11/24
オメガのイベントにボンドガール登場♪ TimeWarp
オメガの世界限定モデル発売記念イベントが都内で行われ、女優のオルガ・キュリレンコが登場した。
来日早々ひと仕事すましたようですよ。
デイリースポーツonline最新作ボンドガールがオメガのイベントに芸能・社会
ボンドガールの大役を射止めた知らせを受けたのは昨年12月24日で「本当にクリスマスプレゼントをもらったようでした」と振り返ったオルガ
セクシーな新ボンドガールに独占インタビュー!日本で興奮した大きなモノ - シネマトゥデイ
モデル時代
今から10年ほど前、モデルを始めたばかりのころに日本に1か月ほど滞在したの。食べものをはじめ、日本のすべてが気に入ったわ。魚市場に行って、大きなマグロが並んでいるのを見て興奮したのを覚えてる。マグロはわたしの大好物よ!日本画や着物の生地なんかに惹(ひ)かれるの。数年前、誕生日を日本で過ごしたこともあるのよ」 

芥川賞作家との奇妙な関係
 「わたしが初めて主役を務めた映画は、小川洋子さん原作の『薬指の標本』。その縁で彼女の作品は何冊も読んでいる。大ファンなの。日本へ行ったとき、万が一でもお会いできる機会があったらうれしいわ」


一方、外の人がオメガ親善大使の人はラーメン三昧だったり・・

「007」ジェームズ・ボンドに独占インタビュー!「日本で絶対あのラーメン屋に行く!」 - シネマトゥデイ
「日本へ行くのは待ち切れないよ。前回行ったラーメン屋へ行くのが楽しみだね。そこのどんぶりはすごく大きいんだよ。絶対もう一度、食べてみたい!」
 

トム・フォードのスーツについて
完ぺきにフィットして、本当に着心地がいいよ。でもこんなぜいたくに慣れてしまうのは問題かもね。ほかのスーツを着たとき、『うん? 合わないぞ』って感じてしまう(笑)。まぁこの先数年は、トムのスーツで通せるからいいけどね」

忘れた頃にローストパートリッジ
「ロンドンのソーホーは、割と平気で歩き回れるね。つい先日もガールフレンドとヌードルを食べて、お酒も飲んで楽しめたよ。でも夜は、まだ問題だな。酔っぱらったヤツらが、叫ぶように声をかけてくる(笑)。だから飲みに行くなら、明け方しかないね」
オフ・ショットでファンとトラブル起こしてた実績あったから、ローストパートリッジの件のパブでは、周りが恐縮して誰も声をかけなかったんですよねー

クレイグ、撮影スタジオで指の一部を紛失AOLエンタテインメント:映画
撮影中に負傷した指の一部が、“007”の聖地として有名なパインウッド・スタジオの何処かに永遠に封印され ているという。指の一部が切れたクレイグのために撮影は一時中断となり、キャストもスタッフも全員で切れ落ちた指の一部を探し回ったそうだが、結局は見つ からなかったらしい。「指という形で、僕の肉体の一部が“007”の撮影所に残してあるよ。元通りに縫い付けるために探したんだけど、見つからなかった」 とクレイグ本人が語っている
このときのです。
ためだー、こういうの。さぶイボいぼたってきたwwww
:契約が終了してボンド役を降りたときには、指だけでなく、歯とか髪とかどっかの肉片とか埋まってたりして・・・床は血液や体液が染込んで・・・

すべての登場人物がですか・・・
ジェームズ・ボンドの上司M役でおなじみ、ジュディ・デンチがシリーズ降板の意向示す Web-Tab - ショウビス Showbiz - ウェブタブ
デンチの意向を明らかにしたのはプロデューサーのバーバラ・ブロッコリ。しかし、デンチを手放す気はないようだ。
「彼女こそ本当のボンドガールよ! とても大きな存在だし、シリーズから去ってほしくない。(M役を)降りると言い続けているけど、絶対に手離すもんですか」。

「『007/慰めの報酬』のラストでやっとすべての登場人物がそろった。これでやりたいことができる。もしかしたら、次回作に話がつながっていくかもしれない」とブロッコリは続ける。
「そうすると(カジノ・ロワイヤルから続く)3部作ってことになるわね。どんな展開になるかは、まだ決まっていないけど」。


もおやだこのプロデュサー


逆襲のクレイグ
ダニエル・クレイグ嫌味たっぷり。「次のJ・ボンドは是非ハリー王子にやって欲しいね」。(ナチス役とエロおやじ役ならお手のモンだよ!)Techinsight Japan
“やっぱりボンドはショーン・コネリーに限るね”などと発言した24歳のロイヤル・メンバーに対して、現在ヨーロッパ各地で大変な観客動員数を誇っているのを確認してからの、クレイグさん大逆襲。
いいぞー。もっとやれー。

後ほど伝えられた話によると、そのインタビューの直前に王子は、セットでの負傷で右腕を肩から吊っているクレイグに対し、「どうしたの?その腕。事務仕事 も大変なの?」と尋ね、クレイグはそれに苦笑。するとその表情にムッと来たハリー王子が他の人に、「どうもクレイグは僕の好きなタイプじゃないな」と語っ ていたという。
いずれにせよ、王子の評価とは裏腹に『007/慰めの報酬』は各地で大好評。ついにクレイグが言い返すチャンスがやってきたわけだ


で、いつもの一言多い
Joy横手さん
えっ?本当はルックス面でもオレと勝負できるのかと言いたいはずだ?いやいや、それを口にしない品格があるからこそ、クレイグはボンド役を貰えたわけである。

あの・・どうみたって、ルックス勝負じゃクレイグさんに勝ち目ないっすよ。

また、次回も脱がしますから(?)
ダニエル・クレイグ、ジェームズ・ボンド続投決定?-007シリーズ Web-Tab - ショウビス Showbiz - ウェブタブ
ラジオ番組に出演したブロッコリ。「冗談でしょ? もちろんクレイグは戻ってくる。彼を手放すなんてあり得ないわ」と語った。
「それをすてるなんてとんでもない!」ですね、わかります。

 共同プロデューサーのマイケル・G・ウィルソンも、「クレイグを起用しないなんてことは、およそ正気のさたとは言えないね。いまのところ彼以上のボンドはいないし、観客は彼のことが大好きなんだよ」と続けた。

Craig 2 Bond films done, 2 more to go - INQUIRER.net, Philippine News for Filipinos
ディスカッションってところかもね。前の二本で新しいボンド像は完成させたと思ってる。後二本でボンドの開けてない引き出しを開けて、今までとはまた違うボンド像を作りたいとも言ってるのであるんだけれども、コメディよりのというか。ようはコネリー・ボンドとムーア・ボンドの両極端の世界を一代でやってみたいということなのかな?

さらに新ボンドガール、オルガ・キュリレンコの続投についても質問されたブロッコリ。可能性は高いと示唆するコメントを残している。
「彼女は素晴らしい女優だし、今作でも驚くほどよくやってくれた。ぜひもう一度出演してほしいわ。次回作に限らず、今後のシリーズでね」。


そんなオルガちゃん
フォード Ka とボンドガール、共通言語は「グラマラス」 | Response.
フォードの最新デザイン言語、「キネティックデザイン」を採用した外観は、小型車ながらグラマラスなボディが特徴。ボディサイズは全長3620×全幅1660×全高1505mm。「グラマラス」というキーワードが、新型Kaと新ボンドガールの共通言語だろうか。
彼女は「メイクやファッションでイメージががらりと変わる」と評されており、もちろん、ボンドガールとして出演する『007/慰めの報酬』では、セクシー 路線が強調される。大きな瞳にスラリと伸びた美脚。キュリレンコに悩殺されるのは、ジェームズ・ボンドだけではなさそうだ。





そんなわけでロンドンプレミアをべたべた貼ってッちゃウぜ 2008/10/30
『007/慰めの報酬』ついにお披露目、ロンドンでワールドプレミア 写真47枚 AFPBB
『007慰めの報酬』がついに披露!! TimeWarp
『007慰めの報酬』プレミアにウィリアム王子、ヘンリー王子が出席!約3000人が沸く - goo
【10月30日 AFP】映画「007」シリーズ最新作『007/慰めの報酬(Quantum of Solace)』のワールドプレミアが29日、ロンドン(London)のレスター・スクエア(Leicester Square)で開催された。
 会場にはまず、黒のスーツに身を包み、右腕を包帯でつるした主演のダニエル・クレイグ(Daniel Craig、40)、ジェームズ・ボンド(James Bond)のボス「M」を演じる女優ジュディ・デンチ(Judi Dnech)、今回ボンドガールに抜擢されたオルガ・キュリレンコ(Olga Kurylenko)とジェマ・アータートン(Gemma Arterton)らが登場した。

まずはいつもの2人
もしかしたら来日は腕釣りなしでいけそうかも。
正確には腕の骨折ではなくて、肩の骨だそうです。現在6本のピンで骨を固定している状態、またまだ加療は始まったばかり。
今回は顔面六針、薬指の先カット、肩骨折。前回は上下の前歯を全部もってかれた訳で、そろそろマックウィーン・スタイルのさじ加減を・・・なのかも。

『007/カジノ・ロワイヤル』のワールドプレミアにはエリザベス女王が出席し、話題になったが今回はイギリスのみならず、世界的に人気の高いウィリアム、ヘンリー両王子の登場とあって会場は大盛り上がり。
 今回は二人の希望でチャリティ試写になっており、集益金は英国軍人、かつて軍務についていた人、およびその家族のために活動しているHELP FOR HEROESやTHE ROYAL BRITISH LEGIONという団体に寄付される。また200人の退役軍人たちがこのプレミアに招待されている。


 そんな中、ジェームズ・ボンド役のダニエル・クレイグは永年のパートナーでありプロデューサーであるサツキ・ミッチェルを伴ってレッドカーペットにあらわれると集まった群衆は大いに沸いた。しかし、それよりも歓声が上がったのがやはりウィリアム、ヘンリー両王子で、王室人気の高さをうかがわせた。

そんなわけでティンときたスナップ
ウィリアム王子
デンチさん
なんか、またやらかしそうな・・・

さあ明日の朝刊の鈴木特派員の記事が楽しみだぜいっ!



いっチャイナ 2008/10/28
Chinese censors approve 'Solace' - Entertainment News, Film News, Media - Variety
中国政府の検閲を華麗に通過だそうです。
前回の検閲ではセリフが修正されました。以下再掲↓

1月29日。oo7、中国初上陸 2007.1.24
中国でoo7シリーズが上映されるのは今回「カジノロワイヤル」が初めてとのコト。
何かと某映画は上映禁止とか、抗議アリとか。検閲コードが厳しい中国だけど、今回、本編のカットはなしオリジナルのまま許可されたようだ。
ただし一箇所だけセリフの変更が行われたみたい。
ボンドが大使館を蹂躙して、ぬっころして、大爆発のシークエンスの直後、議会から出てきて愚痴るMのセリフ。ヘマしたスパイは自分から亡命してくれたのに。まったくっ!! 冷戦の頃が恋しいわ!のところ。
(ジーザス・)クライスト!!を(オー・マイ・)ゴッド!!に、「コールド・ウォー」を「オールド・タイム」に吹き変えたとデンチさんはいっちょります。
傷ついた心が、共鳴する 2008/10/14
ボンド映画らしからぬコピーが逸品ですね。好物ですよ。よいよい

レコードのジャケットの件もそうだったけど、前作「最初の任務は、自分の愛を殺すこと」→「傷ついた心が、共鳴する」このコピーの流れがもう。これでさ次は3人並んで・・・かなと妄想したらマチスとレイターと肩組んで闊歩するボンドを思い浮かべてしまって吹いた「俺たちゃ無敵だ、矢でも原爆でももってこい!」

この情報は西郷さんからもらったお



ベタタイトルで行くぜ、ロシアから愛を込めてー 2008/10/14
バラエティ・ジャパン 『007』最新作の世界宣伝ツアーはモスクワから
新007映画 ロシアからPR活動開始 TimeWarp
今後は世界中で宣伝活動を行うことになるが、モスクワをツアーの起点に選んだのは、ロシアのマーケットを重視しているからだ、とプロデューサーのバーバラ・ブロッコリは説明する。「これから大きくなるマーケットであり、この場に来ることができて、とても興奮しています」
マーケット・プラス、オルガちゃんの故郷でもあるわけっす。

良い笑顔だ

なお、イタリアでの撮影中、重傷を負ったスタントマンは「いまは、ほぼ完治している」という。
かの件ですね

そして・・・・
水没ボンドカー、007ファンが高値落札 | Response.
水深45mの湖底から引き上げられたボンドカーは見るも無残な状態。しかし、007コレクターの元に35万ドル(約3500万円)で引き渡されることに なった。ちなみにDBSの新車価格は27万ドル(約2700万円)だから、8万ドル(約800万円)ものプレミアがついた計算だ。もちろん、このDBSは 自走不能のスクラップで、オブジェとしての価値しかない。
これですね
この話を伝え聞いたジェームズボンド役のダニエル・クレイグ氏は、「事故のことはよく覚えてるよ。とにかく彼が無事でよかった。僕は後日、彼を見つけて握手したんだ」とメディアに語っている。

あと・・・現地妻に刺されちゃったさんは・・・・

もっといけブロガー
そろそろフレーズがキツクナッテキタ・・・・
5メディア厳選のブロガー企画なんですが、当然ブログで自慢しちゃうぜが参加者のお楽しみであって、それを見て「伊織さまぁ」っとかしづくのが僕たちのお楽しみなわけで、当然他の4メディアのブログも見たいんだ、多角的に見比べたりして愉しみたいんだ、普通だったら俺らのほかに選ばれし四人の戦士はこいつらだってリンク貼ってると思うんだけど、ないんだ。だからググって見たけどあたいはヘタレでダメだったんだ。
しょうがないから、コンテンツをみてみるとカミスンネトとかが参加してる、6メディア厳選の映画情報サイト企画と、ブロガーイベントが、行程とかプログラムが同じなんで、アトランティク航空で現地入りして、バーバラPとフォスター監督とクレイグさんとインタビューして、ルーシー・フレミングさんやとお茶して、パインウッド・スタジオを見学して、アストン試乗と、そんなパッケージっぽいんで、代わりに比較してみるのもハッピーかなぁって。
Ain't It Coo CHUD Cinematical IGN UGO.com ComingSoon.net

サイトのカラーによる話題のチョイスが個性的でね。クレイグさんとバーバラPへの質問、「メイ(ボンドの家政婦)を登場させる予定はないですか?」 ってコアなクエスチョンが結構ツボだったんだ。ようはボンドの私生活シーンを映画で描写してくれないかなぁって事で。
「そんなに俺が、コーヒーに、ママレードトーストとスクランブルエッグにがっつく姿が見たいのかww」と。
毎回「見たいから」・・・素敵な言葉です「見たいから」・・・クレイグさんを脱がしてるバーバラPが見たくなったら実現するんだろうなあ。ただ、今の英国ではメイさんみたいな職の存在を知ってる人少ないみたいなんだって。

ということで・・・・
映画/ロンドンより指令が届いたのだった。 - cinemacafe.net
↓ワクテカで待つ
映画/ついに動き出したか! - cinemacafe.net
↓紳士スタイルで待機
映画/指令01:ダニエル・クレイグ&マーク・フォースター監督に直撃
目がハートになっているところへ、新たな指令が届いたのでした。続きはまた!
↓さらなる放置プレイに、ヘイトが上昇しそうなんですが・・・
映画/指令02:『007/慰めの報酬』未公開写真の入手 - cinemacafe.net
そして何と言ってもボンドと言えば、ボンド・カー。スチールにも写ってるこの車に、私、実際に乗ってきました。その報告は、追ってまた!
↓またの放置プレイにストレスがマッハなんです・・・・
映画/指令03:007撮影所、パインウッド・スタジオに潜入 - cinemacafe.net
さて次のミッションは、本物のボンド・カーの試乗レポート。お楽しみに!
↓一週間は長かった・・・
映画/指令04(最終):ほんもののボンド・カーに乗ってみた - cinemacafe.net←今ココ
来た、レポート来た。これで勝つる 
やっほ^^
のりこめー^^

しかし・・・・
期待していた絶叫リポートでなかったため
激しく乱れ狂って「マンマミーア!

さて、私のミッションもこれでひと段落。しかし、まだ何やら続きがありそうな予感も。エージェントに休みはないのだ。

ロンドン・プレミア!、ロンドン・プレミアですよね! わかりますとも!!





kl