
「各自それぞれにおいて、自分の本分を全うすること。以上」
不死身な奴はいない
はじめに
思いつきと、行き当たりばったりの展開、ころころ変わる設定。もうスペクターで遊べなくなるんで、やけになったのかガードナー(!?)一貫したルールのないゲームはゲームじゃないよ。ただ、この物語によってスペクターという名前のブランドは地に堕ちてしまったのは、確かだよな。たった一人の首もとれず、返り討ちに会って全滅だもん。
いいかげんスペクター待望論はやめようよ。80年代には現実世界で同様の組織がもういくつも出現しているんだし、ナニをいまさら・・・
ストーリィ
タミル・ラハ二と戦うことになった任務。その慰労休暇を一年後ボンドは取った。ベントレー・ミュルザンヌ・ターボーに乗ってベルギーのオステドン、ローマへの旅である。この旅の目的はオーストリアのきれいな空気の元、ザルツブルグの療養所で長期療養中の家政婦メイの健康回復を見極めてイギリスに連れて帰ることだった。
しかし、出発したボンドの身辺で次々と死者が出始める。オステドン行きのフェリーから二人が海に海に落ちて死亡。1人がベルギーの路上で車もろとも爆死。もう1人がボンドの泊まっているホテルの近くで喉をえぐられ死亡。更に悪いことに、メイが、オーストリア旅行中わざわざ見舞いにきてくれていたマニペニーともども何者かに誘拐されたという。
そして情報部本部からも悪いニュースを伝えてきた。ボンドが大掛かりな首狩りコンペの対象になっており、ボンドの首を銀の皿に乗せて持参すれば1000万スイス・フランの賞金が獲得できるのだ。賞金の出資者はスペクターの首領タミル・ラハ二。彼はボンドとの対決によって脊髄を損傷し、併発した癌で余命四ヶ月状態だった。死に行くものの最後の願いが、ボンドの首だったのだ。道中、偶然に危ないところを助けた、スーキー・テンペスタ公爵夫人も今となってはコンペ参加者の罠かもしれない。ボンドはスーキーを楯に移動を開始する。しかしスーキーと彼女の友人で、ボディ・ガードでもあるノーリッチ国際警護隊のナニー・ノーリッチの二人は、疑いが晴れたあとにも迷惑がるボンドをよそに、有能なアシスタストとして、居座りつく。かくして三人の道中が始まった。
コンペ「ザ・ヘッドハント」
ルール
三ヶ月の期間の間にボンドの首を銀の皿に乗せて持っていく。
コンペの応募者は各組織、同時に1人しか出れない・・・だったはず。
参加者
1. ロンドン南部の地下組織
殺し屋バーニー・ブレイジアをパークハースト刑務所から脱獄させようとするが失敗。コンペの事を自白してしまったため、組織に針金で絞め殺される。四人の親玉は24時間警護を条件にMと取引してコンペから降りるが。笑い飛ばした1人は殺害される
2. 赤い旅団 ボンドを発見できず
3. 他イギリス、フランス、ドイツ系マフィア
ボンドを発見できず
4. プエルトリコ民族解放軍 ボンドを発見できず
5. ロンドンの二つのギャング団
オステドン行きのフェリーから落ちて二人死亡
6. コンラート・テンペル赤軍の訓練も受けているテロリスト上がりの政治家。
BMWでボンを追跡した男。一台の小型車からの攻撃で爆死
7. ポール・コルドヴァ
鼠というニックネームのニューヨーク・マフィアの殺し屋。協会の近くに喉を掻き切られて死ぬ。
8. ユニオン・コルス
イタリア支局の車を強奪して追跡。返り討ちに遭う。
9. ハインリッヒ・オステン警部
オーストリアの悪徳警官、拷問のときに肉のつるすフックを使うことからハーケンと呼ばれる。ボンドを捕らえて軟禁するが、殺される
10. スメルシュ(KGB・S局8課)
二重スパイ、クィン。KGBから援助を受けているクリニック・モーツアルト署長キルヒトゥムはメイとマニペ二ーを人質とって、自分たちの縄張りにおびき寄せて事をなそうとしたが、人質は巣ペクターに奪われてしまい、さらにコンペのルールーも、首はパリで斬れだの、立会人をつけるだの、ボンドを生きたままキーウェストに連れて来いだのと変更されて振り回されたあげく、ボンド輸送中にナニー達の襲撃に会い、全滅する。
11. ノーリッチ・ユニバーサル・ボディガーズ
よそに賞金を渡したくないというスペクターの依頼を受ける。他の競技者を抹殺していく。最後に所長ナネット・ノーリッチ自らボンドを捕らえ、献上する。
今日のメイ
気管支炎から肺炎を併発。かなり炎症がひどく手術を要し、左肺執刀。三週間の安静。クリニック・モーツアルトにて療養する。しかしながら驚異的な回復力で復活。故郷のグレンオーチーの祖先の霊の怒りを呼び起こしてクリニック・モーツアルトの組織改革に動く。
ここの人は料理ひとつ出来ないし、メイドはベッドの片付けも出来ないし。こんなもののために高いお金をはらわされるなんて・・・・
今日の拷問
肉をつるす鉤に人間を引っ掛けてつるし、お話合いをする。
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