指導者 |
ラヴェンティ・べりア |
スメルシュの創始者。スターリンの処刑執行人とも呼ばれた大粛清の立役者。レオ・トロツキー暗殺の指令をだしたのも彼である。
スターリン亡き後、指導者の座をフルシチョフと争い、敗れる。以後、スターリン時代の過去を暴かれ逮捕、断頭台の露と消えた。
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グルボザボイスチコフ大将 |
Gという暗号で呼ばれている。スメルシュ長官。フルシチョフの側についたシーロフ将軍の元で働いた功績により、スメルシュの全権を任せられる。 |
ゴゴール中将 |
70年代からのスメルシュ長官。ポストをソビエト秘密警察のニーチキンと争って勝利した。彼が一般にKGB長官と呼ばれるのは、政治局入りしたアンドロポフKGB局長の代行として現場の指揮をとったことが多かったからと思える。 |
コーリャ・チェルノフ将軍 |
80年代末期のスメルシュ長官
イギリスとアメリカの諜報世界を恐慌に陥らすほどの摘発工作を指揮した、暗号名ブラックフライアー。リアリン亡命後の大粛清に唯一生き残った高級将校。その手腕とも呼べる陰険な摘発は内部にも猛威を振るい、30人以上のKGB高官を死刑においこんだという。クリームケーキ作戦への報復において陣頭指揮をとるが、この身柄を英国情報部に拘束される、以後の消息は不明。 |
T課 |
国内の防諜 |
コーリア・モソロフ |
ブルー・へザ基地のスキャンダルをもみ消すために調査に赴くが調査対象のNASSと裏取引を行う。ボンド捕獲を企てる |
U課 |
作戦と執行 |
ローザ・クレッブ大佐 |
二課課長。ボンド暗殺の陣頭指揮を取る。スペイン内乱時に二重スパイを務め頭角をあらわす。セックスは欲望以外の何者でもないという考えをもつ両刀使い。フランス参謀本部第二課により逮捕されるが自決する。 |
オレグ・リアリン中佐 |
KGB、MGBの前身であるチェカの時代から親子三代に渡るチェキストだったが、イギリスに亡命する。 |
クロスティーン |
企画課長大佐。ロシア市民に対して「氷の魔術師」というチェスの名手として知られている。人間を駒に見立てて、動きに対する反応のみに興味を示す。ボンド暗殺の計画を立案した。 |
ミスター・ビッグ |
カリブ海の財宝金貨をアメリカ中にばら撒き、金の相場を狂わせている。カリブ海にて死亡。主にアメリカ国内での活動を行っている。 |
ドノヴァン・グラント |
階級は少佐。主席執行官。スメルシュにおいて深刻な問題は処刑執行官の不足であった。何十も断末魔のあえぎを聴かされると人間の死というもの浸透作用で心が蝕まれ使い物ならなくなってしまう。その中でグラントは生まれついての殺人者で満月の日は刑務所で虐殺をやらせ、安全日に任務を与えるだけですむ理想的な人材だった。1957年作戦中に死亡。 |
セルゲイ・ボルゾフ |
ボンド暗殺を遂行するが失敗。死亡する。セックスを武器にする研修でアニヤと知り合う。 |
拷問官(2名) |
アマソワ少佐の部下としてボンドを尋問する。 |
タチアナ・ロマーノヴァ |
MGB中央資料室勤務だか、ボンド暗殺の餌として、スメルシュに異動人事となる。自分が囮として殺される役だとは、一切知らされていなかった。 |
女(本名不明) |
マルタン・ブランショーを名乗りボンド暗殺の囮を務めるが、彼女のミスによりボンドに気づかれることになり、失敗。ヒット・チームに処刑される。 |
スティーブ゙・クイン |
KGB第1総局所属。英国情報部に潜入しローマ支局員とし活動している。ボンドの首狩りコンペの任務においてスメルシュ(第8課)に転属。小柄な金髪女の妻、タビサがいる。口ひげを生やした無骨者と。ローマ駐在員 |
ヴァリシー、
ユーリー |
クィンの部下 |
ミーシャ |
クリーム・ケーキ作戦への報復班のメンバー
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V課 |
管理と財政 |
ル・シッフル |
フランス共産党の会計主任。使い込みがばれ、X課のオボーリンに暗殺される。 |
オーリック・
ゴールドフィンガー |
スメルシュの会計係、スギリス金塊を密輸して、ロシアの金庫を潤していた。 |
W課 |
調査・人事 |
アニヤ・アマソワ |
階級は少佐。スメルシュの軍資料室において「人柄の評価」という業務につくが原子力潜水艦消失の調査の任務を受ける。 |
X課 |
暗殺・復讐 |
ゴイチョフ |
ユーゴ公使館の医務官を暗殺。西側に捕まり服毒自殺。 |
オボーリン |
ル・シッフル暗殺を遂行 |
黒い眼帯の男 |
ヴェスパー・リンドの暗殺指令を受けていたらしい。
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ヒット・チーム |
セルゲイの指揮下、ボンド暗殺に励む。 |