「映画でもよくやっているが、大抵最後の方で失敗するよ」
エブリシング・オア・ナッシング
ジェイムズ・ボンド:ピアース・ブロスナン
M:ジュディ・デンチ
Q:ジョン・クーリーズ
ニコライ・ディアボロ:ウィリアム・デフォー
ジョーズ:リチャード・キール
セリーナ・サンジェルマン:シャノン・エリザベス
カトヤ・ナダノバ:ハイディ・クラム
マイア・スターリング
主題歌:マイア
脚本:ブルース・フィアスティン
はじめに
伊東美咲がエレクトロニック・アーツのゲームソフト「007 エブリシング オア ナッシング」で“ボンドガール”を務めることに。伊東美咲をモデリングしたミス・ナガイはQのアシスタントという設定。今回のゲームはCGにモデリングされているキャラに、本人が声をいれてまして、伊東美咲も日本版のみ声をあててます。
脚本は「ゴールデンアイ」「ワールド・イズ・ノット・イナフ」のブルース・フィアスティン。過去2作品が旧ソ連の「遺産」を題材にした作品である通り、今回の作品でも旧ソ連の幻影にどっぷりとつかってます。
映画ファンへのお楽しみは、ジョーズの三度登場(ドリーに捨てられたか?)、旧ソ連での将校時代、マックス・ゾーリンの部下だったというディアボロの設定、地質学者のボンドガールに「世界一不幸なダブル・オー・ナンバー」OO3の伝説更新と(初代:女性「サンダーボール作戦」に登場すぐ消える。二代目:男性「美しき獲物たち」冒頭で死体で登場。三代目:女性「ワールド・イズ・ノット・イナフ」に登場すぐ消えた。四代目:男性・・・・あ。死んだ)
さらに、ゾーリン・インダストリーがもたらした超電磁波遮断のマイクロ・チップを使えばゴールデンアイ作動下でも活動できるのに、なんでわざわざよその国のヘリ盗みにいくんだ・・・とツッ込まれた箇所も、プラチナとナノ・ロボットに置き換えてこっそリベンジ。
http://www.amonon.net/bond/a%20view%20to%20a%20kill.htm
http://www.amonon.net/bond/bond14.htm
http://www.amonon.net/bond/Goldeneye.htm
http://www.amonon.net/bond/bond17.htm
ストーリィ
タジキスタンの旧ソ連の兵器回収任務から帰還したジェームズ・ボンドの新たな任務はナノ・テクロノジーの権威、カトヤ・ナダノバ博士の救出だった。
オックスフォード大学のマイクロテクノロジー学部で、ナノロボットのプロトタイプが盗まれ、そのプロジェクトの担当科学者であるカトヤ・ナダノバ博士も同時に失踪してしまった。このナノロボットには、金属を分解できる有機化合物が装備されていた。
このプロジェクトの目的は有害な原子力施設の修復だが、邪悪な計画に使われたら大変な事態になる。
ボンドはエジプトの黒幕のナノテク施設へ向かい、施設を爆破する。
黒幕の将軍はカトヤを列車に連れ込み、逃走。
ボンドは光学迷彩機能で隠しておいたポルシェ・カイエンで追跡し列車へ乗り込む。列車内でかつての旧友、ジョーズと遭遇し、辛くも倒し、カトヤを救出。
ヘリで逃走する将軍を追い、ナノテクのサンプルもろとも将軍を倒し、ナノテクのサンプルをすべて破壊した。
しかしカトヤが隠し持っていた最後のサンプルが残っていた。
実はカトヤはかつてのボンドの宿敵マックス・ゾーリンの弟子であり、友人である、ニコライ・ディアボロの右腕だったのだ。
ディアボロは故国ロシアを支配下におさめ強硬な反欧米主義の砦としてかつての栄光を蘇らせるという、野望を抱いており、師を倒したボンドを倒す機会をうかがっていた。
ボンドはペルーのディアボロが牛耳っている町へ潜入した。
エージェント003が秘密の採掘計画を調査するためにペルーへ送り込まれたが、現在行方不明になっている。
003が最後に接触したとされるのは、アメリカ人地質学者、セリーナ・サンジェルマンである。ボンドもまた、彼女を捜すためペルーへ派遣された。サンジェルマンは、かの地の山間部で見つかった異常な量のプラチナについて調査しており、003はその件を調べるために彼女に接触していたのだった。
ボンドは003の隠れ家で彼女の連絡を受け、ホテル・アメリカーナで合流。地元警察の追跡をかいくぐり、廃坑へ潜入。
遺跡内に隠された秘密基地でエージェント003がディアボロにより残忍きわまりない尋問を受けているところを目の当たりにする。003は死の間際にボンドにニューオーリンズに行けという最後の言葉を残した。
敵の攻撃から逃れたボンドはヘリから突き落とされたセリーナを、Q課の最新秘密兵器のラペルを使い救出。
セリーナと共に戦車を操って、警察の警備網を突破した。
003の言葉からボンドはアストン・マーチンヴァンキッシュを操り、マルディ・グラ(※謝肉祭の最終日)の準備でにぎわっているニューオーリンズへ向かう。ボンドはマイア・スターリング(MYA)に会うよう指令を受ける。
マイアは、NSA(※アメリカ国家安全保障局)のエージェントで、元KGB大佐、アルカディ・ヤヤコフを監視するために派遣されていた。
ボンドは指定された公園へ向かったが、マイアはクラブでマークされており、会う事ができないという。
公衆電話でマイアからその事聞き、ヤヤコフの工場へ配達車を拝借し、工場へ潜入。荷物の行き先を調べるため、発信機を取り付ける。
そこで工場にかかってきた、ディアボロからの電話を聞き、マイアに危機が迫っていることを知る。
ボンドは敵のリムジンを停車させ、「キスキスクラブ」の場所を吐かせる。
「キスキスクラブ」へ向かったボンドだが一足遅く、ヤヤコフはマイアを連れて逃走し、共同墓地に住むジャン・ル・ルージュに彼女を始末するよう命じる。
後を追ったボンドはル・ルージュと地下の火葬場で対決し、これを倒し、マイアを救出。ヤヤコフの工場をラジコンカーで破壊した。
続いて、ボンドは発信機の行き先から、ニューオリンズ近くの沼地にある農園に向かえという命令を受けた。そこでは、ヤヤコフとカトヤが、ディアボロの邪悪な計画のためにナノロボットテクノロジーを改造していたのだ。ボンドは工場を破壊し、ヤヤコフを倒す。
しかし、ボンドの目の前をナノロボットテクノロジーをタンクローリー満載したジョーズが走り去る。
ジョーズが、鋼鉄で支えられた都市、ニューオリンズでナノロボットを解き放つのを阻止しなければならない。ディアボロの計画を許すことになれば、ナノロボットが金属を溶かし、ニューオリンズはミシシッピ川の藻くずと消え、何百万という人が死ぬことになるからだ。
ボンドはトライアンフ・ディトナでジョーズを追跡。
ボンチャートレイン橋の上で激しい追撃戦が繰り広げられ、ついにボンドはタンクローリーを海に沈めた。
MI6に戻ったボンドはナノロボットが破壊できない唯一の金属がプラチナであることを知った。そして、この一連の奇怪な事件は、ペルーでのセリーナの調査に直接関係しているのではないかと推測する。
ボンドは再びペルーでセリーナと合流し、ディアボロが主催するラリーカーレース(優勝者はディアボロの屋敷へディナーに招待される)の参加者とすりかわり、見事に一位を勝ち取る。
しかし、ディアボロの屋敷でワナにかかり、銃を突きつけられる。
機転を利かせ脱出するが地元警察に囲まれ、ポルシェを自爆させてラリーカーで逃走。
ホテル・アメリカーナへセリーナを送り届けたボンドはプラチナ鉱山の調査へ向かう。
トライアンフで警備網をかいくぐり、鉱山の入り口を発見。
鉱山へ潜入するが、カトヤにダーツ・ガンで気絶させられてしまう。目が覚めると、ボンドは縛り付けられていた。
ディアボロはこれから、モスクワへ向かい、ナノテク兵器による世界制覇を実行すると言い放ち立ち去る。
ボンドはプラチナドリルで粉砕されかかるが、電子機器を破壊するEMPメダルでドリルを破壊。
鉱山の排気システムを破壊し、プラチナ鉱山を破壊した。
ボンドはモスクワへ急行。
モスクワではディアボロがプラチナ装甲を施し、戦車砲の他にプラズマビーム砲と金属を分解するナノ砲弾を搭載した戦車でモスクワの占領計画を開始していた。
ボンドはその内の一機を奪い、機転を利かせ、戦車団を倒す。
ボンドは戦車団が隠されていた場所に向かい、武器工場となっているディアボロの秘密基地を発見。
途中、リフト上で火炎放射器を持ったジョーズが三度襲い掛かるが、これも倒す。
そしてナノテク弾頭を積み込んだミサイルのカウントダウンが始まった。目標はモスクワだ。ボンドはこれを食い止める。
しかし、そこにホバージェットに乗ったディアボロが現れる。
ボンドはジェットを破壊するが、ディアボロは射出席で脱出して再びミサイルの発射をセット。今度の目標はロンドンだ。
ボンドはディアボロを追い詰めて倒し、ミサイルの破壊に成功した。
Specal Thanks 月大佐

ミス・ナガイとQ。

ゲーム・ショーに来日したリチャード・キールさん
  
  
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