絵で見る編

ハロルド坂田、オッドジョブのリンクネームで新日参戦

しかもスチール入りシルクハットを凶器にして。。。1974年のことだそうです。


「釣りバカ12」のオープニング

この後、西田敏行、心筋梗塞で倒れる。ボンドニストの丑の刻参りが原因か??


上の部分のコピーが「you only live twice」の歌詞のパロです。

意図は不明ですが・・・公開年が同じとか、「カジノロワイヤル」にでたニブンとセラーズへのUAからのあてつけとか。


幻に終わったソニー・ピクチャーズとケビンマクローニによる「ウォーヘッド2000AD」
でも、彼はまだ諦めていない。。



1965年に製作された、フランス版「死ぬのは奴らだ」

『OPERATION O.N.U.』キャストはLando Buzzanca、France Anglade、Loris Gizzy、Claudie Lange。



風化して跡形もなくなるうちに行っときたい、例のロケ地




「読後焼却せよ」で、ボンドがモントリオールのハーツレンタカーで借りましたプリマス・フューリー。

今回、Mに晴らせぬ恨みをはらしてくれと、ターゲットにされたハマーシュタインですが、ぢつは「サンダーボール作戦」にもリンクされてまして、スペクターがカナダで彼を恐喝して財産をまきあげてます。
たぶんバチスタ政権で肥やした私服を、革命後のカストロ政権に追及される前に、カナダに遁走していて、もしかしたらカストロがスペクターの依頼主だったのでは、と。うかつに西側に関われない故の。
やけに、「読後償却せよ」のハマーシュタイン邸の警戒が物々しかったのも、そのためではないかと。

金髪で大きな色っぽい口、高い頬骨、尊大な銀ねずみ色の瞳、ジュディ“ロビーナ・フッド”ハヴロックの容姿は
少なくともキャロル・ブーケではない。さしずめアンジェリーナ・ジョリってとこ。
って事は、パパのハヴロック大佐はジョン・ボイト?



「ベルリン脱出」

ロシアのスナイパー「トリガー」は女で、チェロ奏者に扮していた。
これはもう『リビング・デイライツ』の一コマそのものですが、スナイパーが素人か玄人かで大違いなわけで。
素人ならマリアム・ダボでもいいけれど、玄人となるとマリア・グラツィア・クチノッタになってしまうかも・・・。
見た目バレバレじゃまずいか。(爆)で、「トリガー」。
「スパイダーマン」のキルスティン・ダンストなんていかがでしょうか?

当のボンド氏は何気に射撃場で練習したり、部屋にこもって張り込み中もアンパンと牛乳ではなく、
スクランブル・エッグにベーコンを添え、それをバタートーストにてんこ盛り。
「クルマを用意しろ!黄色のNSXがいい!」と要求する立篭り犯なみの贅沢さ。(笑)
んで両陣営の消音作戦が、オーケストラとクルマのバックファイアーで銃声を消すという。
ノスタルジックでいいですねぇ。
でもって写真はバックファイアーのもとオペル(多分カデットAだと思う)。



天下無敵のプジョー

ダッシュボードの中には、食べかけのスシャールのミルク・チョコレートが半分、ヘアピンを紙で包んで捻ったもの、ジョン・オハラのポケットブック、黒いバックスキンの手袋の片割れ・・・。
以上、F支局“765号”ことメアリー・アン・ラッセルの天下無敵の愛車。
久々に原作を読んでみると、ジェネレーション・ギャップもさる事ながらなにかいいですね。
んで周りが逃げ出すくらい外見ボコボコのこのクルマをボンドがドライブしたと想像すると笑えます。(笑)

勝気なメアリー・アンのイメージはヘザー・グラハムみたいな感じぃ。
(単に'60年代のオースティンを手玉にとってたからかもしれない・・・(爆)
短いながらもボンドのエッセンスが一杯の作品♪
しかしのこ原題が「From a View To aKill」(殺しの殺意)って、ハードすぎませんかい?



ご存知ロンドンタクシー。

「OO7号の商号」これはフレミングが現役時代での実話なんでしょうね。
ロンドンからKGBのスパイを燻りだす作戦があれこれ行われていたようです。
それの行き着いた終点に、国防相がKGBのスパイに情報を漏らしていたという実在の事件がおきて、連鎖的にぼろぼろと情報部の失態があらか様になって、CIAが長官の交代を契機にイギリスとの協力関係を断ち切って・・・
という実際の事件を取り入れたのが「黄金の銃を持つ男」の冒頭でのいろいろな不祥事の後始末をしたら辞職するつもりだったMになっていくんですね。

ロシアのダブル、マリア・フロイデンスタイン。
ボンドの興味の対象ではないので、容姿等の説明はなし。(汗)



「危険」より

エンリコ・コロンボ、プレゼンツの“椅子取ゲーム”ショーは是非とも映像化して欲しかったですね。(笑)
おクルマはクリスタトスとボンドと話題となったであろう当時発売されたばかりのアルファ・ジュリエッタスパイダー。

オーストリアの売女。もといくすんだ金髪を思い切っていたずら小僧みたいに刈り上げ、
生意気そうな鼻に大きい笑いを見せている口、首に黒いリボンを巻いている。
リスル・バウム。(映画ではリスル・フォン・シュラフ婦人)
映画では元ブロスナン婦人であるカサンドラ・ハリスが演じていました。



フレミングの愛車?

イアン・フレミングの車好きは有名ですが、その中に聞きなれない車名があります。
「スチュードベーカー・アヴァンテ」タバコの「ピース」をデザインした事でも有名なアメリカデザイン界の大御所レイモンド・ローウイの手による、今見てもかなり斬新でモダンなデザインのクルマです。
当時の口承スペックによれば、4,737cc/V8スーパーチャージャー搭載、350馬力と言う話です。さしずめ対抗馬はシボレーコルベット・スティングレイだったそうで、スティングレイ同様にボディーはポリエステルとグラスファイバーで徹底的に軽量化されていたそうです。
今回入手しました資料によりますと、英国輸出第1号車がイアン・フレミングに納車されたそうで、フレミングがアヴァンテに乗り込もうとしている写真が掲載されていました。


「スチュードベーカー・アヴァンテ」登録年式は1963年型と銘打っていますが、1962年5月に米国にてデビューです。残念ながら英国でのデビューは不明ですが、社運を賭けたクルマだったようですから、遅かれ早かれ年内にはお披露目された事でしょう。
フレミングの作品で言うと「私を愛したスパイ」 (1962)の頃ですね。
この後の「女王陛下のOO7」」(1963)では、トレーシーがランチャ・フラミニア・ザガート・スパイダーをドライブして登場するわけですから、ボンドの世界も俗世間同様に急変を遂げるわけですね。これでボンドのベントレー・コンチネンタルも哀れ、クラシックカーの仲間入りとなってしまうわけで・・・。
ちなみにランチャ・フラミニア・ザガートにスパイダーのラインナップはありません。トレーシーの事ですから、オーダーメイドしたんでしょうね。(笑)



邦題「悪のシンフォニー」(1966.米国)

監督:テレンス・ヤング、製作:ユアン・ロイド、原作:イアン・フレミング、脚本:ジョー・アイシンガー、撮影:アンリ・アルカン、音楽:ジョルジュ・オーリック。 
  出演: E・G・マーシャル、ジャック・ホーキンス、ユル・ブリンナー、センタ・バーガー、スティーヴン・ボイド、トレヴァー・ハワード、リタ・ヘイワース、アンジー・ディキンソン、マルチェロ・マストロヤンニ、オマー・シャリフ、ジョスリン・レイン、ナージャ・テイラー、マリル・トロ、ハロルド・坂田。
アヘン密輸ルート捜査の為、イラン山岳部の遊牧民族にへの潜入捜査中の諜報部員が殺害された。国連は密輸ルート撲滅の為に、各国のエキスパートが召集し殺害された諜報部員の事件の真相を探る。捜査員の行く手にたびたび現われる、殺害された諜報部員の妻と名乗る謎の女性は一体・・・。
イアン・フレミングが原作を書き上げ、テレンス・ヤングが撮ったスパイ映画。
はっきり言って地味です。
しかしながらアヘンの密輸ルートの捜査の為に、アヘンに高濃度の放射能物質を混入させガイガーカウンターによってその足取りを追うと・・・いかにもフレミング的な発想です。(汗)
ちなみに「サンダーボール作戦」に登場したガイガーカウンター機能付きブライトリングがちらっとですが登場します。(実践にはタバコの箱にし込まれた物が使われましたが)
みどころは「ロシアより愛をこめて」を彷彿させる列車での死闘の数々でしょうか。
ハロルド坂田は用心棒役で登場し「ゴールドフィンガー」より紳士で目立っています。もちろんこちらではセリフもありました。雇い主婦人の愛犬を捕まえようと"チュチュ、チュチュ"と腰を屈めて呼ぶ姿が滑稽です。(笑)



「OO7号/世界を行く」イアン・フレミング 著、井上一夫 訳。

「Mr.ボンドが東京に来たんでね。わたしの仕事は彼について回るだけなんだ」とはフレミングの談。
香港、マカオ、東京、ホノルル、LA、ラスベガス、シカゴ、NY、ハンブルグ、ベルリンを訪問。
フレミングが来日した時、日本でフレミングの名を知っているひとはいなかったとか。
インタビューを行った新聞記者はアーサー・フレミングと勘違いして取材依頼をしたと・・・。(汗)
そん時もらったサインはお宝ですね。
ちなみに来日は1962年11月だそうです。
「続OO7号/世界を行く」イアン・フレミング 著、井上一夫 訳。
ウィーン、ジュネーブ、ナポリ、モンテカルロを訪問。


当時英国では「極東の地にフレミングがロケハン」と大騒ぎだったそうな。
ベンちゃんの来日時の扱いも同じような・・・。(汗)
写真はかつてシカゴの暗黒街に君臨し、悪名をとどろかせたギャングスター?ラッキー・ルシアーノとフレミング。



ゴールドフィンガー・ゴルフ・コンペ





「ジェイムズ・ボンド白書」キングズリイ・エイミス 著、永井 淳 訳。

キングス・エイミスリ氏は後にロバート・マーカムのペンネームで「OO7/孫大佐」を出したのは有名な話。



「OO7は死なず−イアン・フレミング伝」H・ジーガー著、井上一夫 訳、荒地出版。

文字通りフレミングの自伝小説です。イアンの父であるバレンタイン・フレミングは保守党議員であり軽騎隊の士官だった。彼は当時英国随一の美人と評判が高かったイブリン・B・セント・C・ローズと結婚し、かなりの金持ちだったようで朝食から銀の蓋付きの食器が並んでいたと・・・。(汗)フレミングによるボンドの嗜好はこの辺りからヒントを得ているように思えます。

「ミステリ名鑑−井上一夫 氏」大伴昌司 文、エラリイ・クイーンズ・ミステリマガジン収録。

井上一夫伝説。
・OO7は一冊あたりが100万部の売れ行きで、印刷所のヒューズが飛んだ。
・3ヶ月間で2,000万円儲け、笑いが止まらない。
・軽井沢と伊豆に広大な土地を買い、サメ飼育用のプール付きの豪華な別邸を建てた。
・印税用のハンコが磨減するので、ハンコ屋が日参してごようをうけたまわっている。
・次回ボンド映画の主役を依頼され、ひそかにボディービル道場に通っている。
・某書房からロールスロイスを贈られ、あわてて教習所に通っている。
・OO7の14作目の執筆をはじめており、タイトルは「地獄より愛をこめて」。大手出版社が争奪戦を開始している。
インタビュー記事で井上御大は笑い飛ばしていますが、そうとうご苦労されたようです。
慶応義塾大学時代の話からボンド物のパロディー構想までなかなか笑わせてくれます。


ポスター




パロディじゃありません

ボランジェのタイアップ・ポスター



「私を愛した・・・・・・」




変わるわよ♪

リロードかけてください。



「OO7は殺しの番号」イアン・フレミング 著/中尾明 訳/

 3人組みのめくらこじき。
午後6時、夕日がブルーマウンテンのなかにしずみ、リッチモンド通りはたそがれにつつまれた。
イギリス領ジャマイカのキングストン市で、リッチモンド通りといえば、とびきりの高級住宅街だった。
〜ボンドは、ハニーのやわらかいからだをだきよせ、やさしくキスしながら、つぶれた鼻をながめた。
・・・・のジュニア版の本。





ベンソンさんの短編より。


かの人。

日本ロケ中。


。。。。。。スペシャル・サンクス、ストラングウェイズさま。