感情抑制剤の服用が義務づけられている未来世界。
それを守らぬ者は「クレリック」と呼ばれる取締官に逮捕されるという境遇にあった。
この社会を信じてやまない「クレリック」の一人ジョン・プレストンは
職務を忠実に果たしていたが、ある日反乱分子のメンバーである
女性マリー・オブライエンと出会い、恋に落ちてしまったことから
システムに疑問を持ち始め、薬の服用を自ら絶つ。
やがてプレストンは、感情を弾圧する社会に対する反逆者
リベリオンに変貌していく……
3月29日(土)渋谷東急3他にて公開された。(全国ではなかったのだよ)



おは(=´ω`)ノぃょぅサザイますと思われ
おはよう 
「リベリオン」です
はいはい。
ジュード・ロウ、ユアン・マクレガーに並ぶ、ロンドンっ子が選らぶ「6代目ボンドは彼がいい」俳優の一人、クリスチャン・ベール主演の作品です。
バットマンに決まったので、もうボンドの可能性は限りなく低くなりましたが・・・。
原作は伝説のレイ・ブラッドベリ!
ちゃうわいっ!
「華氏415度」を初めとする現代SFでは絶えて久しいデストピア幻想の古典を、ガン=カタという最先端なアクション・シーンで蘇らせた・・・・
B級映画の傑作。
えーなんでー。
だって、周りがそういうんだもの。流れには逆らえないわな。
で、リベリオンです。
おい。
クリスチャン以前にバットマン候補にあがっていたジュード・ロウと並ぶ、ロンドンっ子が選ぶ「ボンドをやってもらいたい俳優」のひとりクリスチャン・ベール主演の作品です。
なんたって共演が「OO7/ゴールデンアイ」で、元OO6であり現犯罪組織ヤヌスのボスであるアレック・トレヴェルヤンを演じてたショーン・ビーンなので幻想が膨らみス。

「しかし貧しい私は夢を見るしかなかった。
夢を君の足元に。
そっと踏んでほしい、私の大切な夢だから。

君も夢を見るだろう?プレストン
大切なものを失った"」

ショーン・ビーンがすごくイイ! 素敵! 死してなお、クリスチャンを誘惑し、愛という感情を植えつける役といい・・・
おまえ、絶対あらぬ方向にミス・リードしようとしているな。

その死によって、自分の本当の気持ちに気づくクリスチャン・・・(*´Д`)
だから、ミス・リードすなっちゅうの! それじゃねえ!
えー、でも間接的にそうじゃん。ショーン・ビーン演じるパートリッジの存在が、マリーとの愛を生む鍵になったわけじゃん。
いや、実際に愛とかの感情の発露させたのは
子犬のにくきゅう
ぷにぷにだったぞ

マリーのリボンの匂いを毎晩かいで(*´д`*)ハァハァだったぞ
いや、あの。しかしねえ・・・ショーン・ビーンいかったなあ。
先に、けしかけといて逃げるな。
まあ、でも、よかったね。ショーン・ビーン・・・・出番少ないけど。。。。
ほんとに、ショーン・ビーンを姑息な小物程度の役にしか扱えなかった「ゴールデンアイ」の某監督は、爪の垢をせんじて飲めと・・・。
言ってない言ってないっっっ!
……。正直言って、「マクベス」でショーン・ビーンと共演しているサマンサ・ボンドさん。あなたがうらやますぃ。

サマンサさんのマクベス夫人
ちなみに、昔、Hello誌で行われた『次のジェィムズ・ボンドは誰?』という投票でもショーンがリストに入っました。一度悪役でシリーズに出ているのに、もしボンド役で返り咲いたら、それはそれで凄いことで・・・
まさかとは思うけど観てみたい、ショーン版ジェイムズ・ボンド。やっぱり悪の香りがただよってないとね。
それじゃ何かい。ボンド映画のメイン・キャストでシェイクスピアを経験してないってのって、俺だけ!?
貴方だけ
邦題の「リベリオン」は反逆という意味で、原題をカタカナにすりゃいいという考えがはびこる昨今、なかなか考えた邦題ですね。
まさに「反逆者」だし。「世界を覆す」ってキャッチコピーはウソじゃないしね。
プレストンひとりが一個大隊みたいなレベルだし。原題は?
「Equilibrium」。調和、均衡って意味です。感情抑制剤投与による世界を意味しているのでしょう。もともとは、その劇中に出てくる感情抑制剤"Librium"がタイトルだっのですが、
似た名前のパニック障害治療薬が実在していたので、「Equilibrium」に。薬の名前もプロジウムになりました。
主人公、ヒロインのみならず、ラス・ボスまで、
手のアップで感情演出するのがいい感じです。
そゆシーンがあると、ああ映画だなあって感じてしまうんです。
(゚∀゚)ノ
でも、世界観とか設定は、ツッこみだすと矛盾の底なし沼になってきますね。
感情を去勢された世界の結婚システムとか。家庭とかは感情ともなうものだし。
なんていうのか、エキストラさんたち以外、みんな感情むき出しなんでアレ? アレ?な感じでレジスタンスは薬なんかやってないわけだし。
独裁者ははなから薬なんか射つわけないし。総統の演説聞いて感動してるやつもいるし。・・・・・・。いかんいかん。キリがなくなってきた。
感情を虚勢するなら、薬なんかやんないで、どっかの院長兼カルト教団教祖みたいに、出生時にアイスピック法で前頭葉切除しちゃえばいいのに。どうせ国家がバース・コントロールしてるだろうし。
黒人の方はいつ“火刑”になってもおかしくないくらいに、感情を露にしていたと思います。いえ、彼。

出世欲まるだしのブラントさん
感情が許されない世界というのが、能面の主人公や群集の動きで解るんだけど、
出世欲と百万ドルの笑顔は感情からきてるんじゃないのかブラントさん
怒りをぶちまけて主人公を怒鳴りつける副総統。
犬隠しの尋問で、むきになってプレストンは張り合う警官さんとかね。
後の登場人物は多くが感情違反者だしね。
でも、わたしはこの映画、好きです。一番好きなシーンは・・・・
子犬を捨てに行ったプレストがアイフルのCM状態になるとこか?

どうする? アイフル?

どうする? プロジウム?
ちゃ、ちゃうわい!
隠したはずの薬が隠してたところになく、主人公があせってるときに、息子が「これだろ」ってやって、僕ならもっと気の利いた所に隠すよというシーン。
そうそう。もースレた鑑賞者だから、わたいは。
絶対主人公は、この管理社会を象徴とする息子の密告で最大のピンチに陥るぜ、陥るぜって確信してたもんねえ。
前半の不気味なくらいの無機質な怪演振りにね。やられたーってね。

怖いんですよ。
それが・・・・父さんの考えてることはわかるよって、自分たち妹もいっしょに薬をやめててね・・・ああ、いい話だ・・・ほろりと来てしまいました。
この子。冒頭で街角にたって、違反者を発見する仕事もしてて、
さらに父親プレストンが何を考えてるか監視するする仕事もしててねえ・・・・
もともと動作から他人の心を読むことができる能力をもつ主人公だから、
子供も遺伝していて当然・・・だけでなく、
心が解るからこその親子の一心同体感って、そっちのほうに行ったかっと・・・
処刑された妻、子犬、メアリと段階をおって、慈しむというという感情を覚えていく主人公と、その心から感情というものを学び取っていく子供たち・・・いいなあ。
つか、、「死んだ妻のベッドを四年経っても今だに捨てられない」辺りが[使えそう]と副総統とレジスタンスの両方に思われちゃったんじゃないの。
奥さんとパートリッジの方が先に結託してたりなんかしてて、そして奥さん亡き後は息子達がその役目を引き継いだ、なーんてね。
とすると息子は政府から言われた父親の監視もやってる二重スパイかあ。
カッコいいな、諜報戦みたいで。
あの息子、最高クラスのクラリックを4年間騙し続けたことになるのか……
しかしそうすると、プレストンがあまりにも間抜けに見えてしまう罠。
プレストンを仲間に引き入れようとするパートリッジとか、プレストンの妻とかをはじめとする「死んでいったレジスタンス」はまさにその信念、凄いものがあるよね。
必ずプレストンは仲間になってくれる、戦ってくれると信念に近いくらいのものを持ってて、自己犠牲もいとわない。
ブラントに「銃殺の栄誉を譲る」ってところ。
レジスタンスの連中とのアイコンタクトのシーンなんて涙なくして見られ・・・・
それに比べて大人たちはとなるわけよ。
ナチっぽい格好のガキがメット被った突撃隊に不穏分子を指さしで教えて、注射は自己責任で体制が管理できると思ってる政府も政府だけどetc
総統と副総統を殺せば革命が成立すると本気で思ってるレジスタンスは、
まったく、おめでてぇなあ。
主人公ですら、それだけで全てが解決するわけじゃないって解ってるのにね。
芽生えた感情を二度と奪われたくない、守りたいだけに戦う主人公と、現政府を倒すだけの後釜につきたいだけのレジスタンスとは温度差があるわけだ。
総統を傀儡に、副総統に統治をまかせている評議員メンバーは健在なわけでね。彼らに首を挿げ替えられて、終わりですか。
入れ替えでレジスタンスが支配階級になったら・・・・
隠し持っていた美術品を考えると、貴族だな。
どっちにしろ、あんまりいい世界じゃないね。
「華氏451度」焚書係が主人公で、目覚めた主人公が社会を裏切ってしまうって話だけど、ラストは「一応、めでたしめでたしっぽいけど、ホントにこれで解決したことになるの?」って雰囲気もだよね。これも。
主人公なんか革命時は英雄でも、後は、知りすぎた男か、目の上のたんこぶの厄介者。早々に口を封じたほうがいいと、主人公に濡れ衣を着せて追放、そして放たれる人狩り部隊は、更なる改良をされた薬で医のままに動く元クレリック達のガン=カタ軍団
ああ、妄想が、妄想が・・・・
・・・やっぱ。クレリックVSクレリックって、想像が貧困か・・・
そもそもガン=カタというのは、どんな状況を想定した武術なんだろうね。
室内戦での1対他をを想定したものとか。まあそんなことよりも・・・
GUN=KATAをマスターした者は、銃弾が発射されるごとに、当たる確率の最も低い位置へ身を動かすことが可能なのである。それを可能にしたのは銃弾の軌道と射程を数理的に導き出した科学分析が根底にあるのだ。。。。。とパンフにあります。
死角に入る動きといいながらど真ん中に突入してるとか。
どんな計算をしたらドア蹴破って飛び込んだ着地場所に仁王立ちというポジションが、銃弾に当たりにくい場所になるかんだろうか?
冒頭ね。
そういえば。やっと銃撃戦なのに敵の前に体さらけ出しても、絶対に弾が当たらないこの人の理由がわかりましたよ。

この人。今日も隠れもせずに、仁王立ち
ショーン・ビーンからガン=カタを学んだからか。
妄想ついでにリメイク版ゴールデンアイ。


ショー・ビーンasアレック・トレアルビンOO6
クリスチャン・ベールasジャイムズ・ボンドOO7
二人の年齢差も、アンソニー・ポプキンズにOO6役をオファーしてたころの初期設定ぽくてGoodじゃない。
冒頭のチェシエーションにマジにゴールデンアイのアバン・タイトルを重ねてましたよ。
舞台がダムでなくても。バンジージャンプがなくても、こんなにスリリグでクールなアクションができるんだよと。
あんまし、なんか、うかつに言えないような・・・・・
ウーン。ショー・ビーンいい役者だよなあ。ロバート・カーライルの時もそうだけれど、どうしてOO7の監督たちは、この手の極上な役者を上手に料理できないんだろう。
主役のブロスナン、喰っちゃうから。
こ、こらぁぁぁぁ!
ダイ・アナザー・デイからいっぱしに渡り合えるようになりましたよね。ブロスナン。
ようはブロスナンがどうというより、今までの監督がブロスナンとジャイムズ・ボンドの扱いににもてあましてたんでしょうね。
素直に見てるほうが赤面するくらい、キザでカッコいいだけを追求していけばいいのにね。
とにかく、、、閑話休題。ガン=カタ。
じつは「OO7/ダイ・アナザー・デイ」公開時に、この「リベリオン」の予告編がかかってたんです
白装束のクリスチャンかっこえー、ガン=カタすげー、これぞアクションと感動してまして、もう本編のOO7なんてどっかいってましたね
スタイリッシュで、斬新なアイデアのガン・アクションを待ってたんだよーってね。
マトリックス(一作目)も、そうだったんだよねー。
で、こんなすげーアクションが、ものすごい勢いで楽しめるんだーと思ってたら。
予告編に流れててたアクションがすべてだったという。
・・・・マトリックスと同じですね。
うわぁぁぁ。
本編にも他のガン=カタ・アクションあるんですよ。
けど良いガン=カタと悪いガン=カタの落差がはげすぃ。
冒頭のガンカタお披露目は、暗闇の中マズルフラッシュの光跡が飛び交うなか敵が葬られていくんだけれど、一瞬の惨劇って言うのならいいけれど、時間が長いんで眼が慣れてくるとちょっとキツイ。可笑しくて、見てて口元が緩んだ。
どっちかという、仕事人と呼ばれるようになった必殺シリーズで、けったいな武器を持った殺し屋が、夜中に殺しのお披露目をするシーン、そのまんまんまになっちゃう。
練習は拳銃持った太極拳でね。
黒装束時代のガン=カタはちょっと、トホホと紙一重。カッコいいことはカッコいいんだよ。
前半のガン=カタはとっちかというと、アクロバッティクにあつかう銃はCG、動きはフィルムの早送り、カット、カットのつなぎ合わせ。
確かに生身っぽく見せてるけど、カット割り過ぎ。
でもそのカッティグの編集の妙は、ピーター・ハント、ふっかつーとか燃えました。
今でも十分通用する業なのですよ。
早送り、カット、CGか。
CG、ワイヤー、スローモーションの昨今のアクション映画とは対照的だな。
しかし、つなぎに入れるカットが。たまに70年代の子供番組に出てくるような、殴られる戦闘員の顔アップみたいな失笑を誘いかねないものでねえ〜
白服ガン=カタで炸裂っ
ラスト10分のファイナル・ステージ。もう思い残すことはありません。
二挺拳銃、フルオート。撃って撃って撃ち捲くる!
マガジンの装填の仕方が無茶苦茶イカす!
弾丸が切れたらマガジン落として、袖口に銃底がくると、袖口からマガジンが落ちてきて装填!
さらに主人公にあっけなくやられると思ってたのにラスボスも使い手で嬉しい誤算。
至近距離での撃ち合いを制する、アレこそ、この武術の真髄なんでしょうね。
クレリック同士のというより、ガンカタ・マスター同士の戦い、まさにこれって。
離れて撃ち合いしても先読みで弾道線から外れる位置に移動しまくりだろうしね。
だから近距離で互いの銃を捌きあうような戦いになるという!
弾道線から外れる位置にいれば当たらない・・・・陸奥園名流ですか
この歴史の影にも陸奥ありき? せんぱい。。。そりゃあナイよ。。。
ノン・スタントのノン・ストップの生身のアクション(゚∀゚)ノ
ずっと、パートリックにしてもクレリックだし、ブラントもクレリックなのになんでガン=カタ使わないんだろう、なんでガン=カタで戦わないんだろうって本編中ずっと疑問でしたが、納得しました。あれは最後の最後クライマックスまで温存だからこそと。
「溜め」というやつですね。
でも、やっぱりパートリッジのガン=カタ見たかったですね。
ショーン・ビーンは特殊部隊映画のとき実際の軍隊で訓練つんでるし・・・・ラスボスをショーン・ビーンにすれば良かったのに
感情抑制剤を止めて、じわじわと感覚を確かめながら、戸惑い、生き方を模索する主人公。それを見事に演じきったクリスチャン・ベール。そして、クライマックス。
アクション・シーンを面白くするのは、派手なCGやスタント・アクションではなく、ストーリーであるんですね。
頭、痛いわな。
頭が一番良かったのって、プレストンの息子2人


ふたりと・・・・

わんたんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!! 
・・・って飼ってたのかよ(;´Д`)
でも、本当に世界を覆したのは、さあ・・・・
母親の逮捕からこっち、ただでさえ感情を剥き出しにしたい子供の身で耐えていた息子娘、目の前で山ほどの虐殺を見ながらパートナーさえも欺いてきたパートリッジなのかなあ・・・・と。
感情にきずいて感動したり、今までの殺戮に反省したりといった
へたれ主人公の怒り爆発までの「タメ」の部分にしっかり時間を割いているというか溜めすぎの、じらして、じらして大爆発の演出でしょ。
(゚∀゚)ノ
おい。
続編みたいな。ガン=カタ・ムービーなんだけど
このアクションをワンテイクで撮れる人って・・・ジャッキー御大しかいないだろうなあっておもってしまいましたね。
まあ、アレだ。とにかくこれを見てくれ。エンドロールだ。
ええっ!?