21作目となる最新作で遂に明かされるのは、007になるまでの“人間ジェームズ・ボンド”。私たちが初めて出逢うのは、どんな危機も恐れないタフで向こう見ずな強さと、任務に迷い愛に揺れる純粋さをあわせ持つ、若きジェームズ・ボンドだ。果たして、その後の彼の人生を決定付けた危険で過酷な“最初の任務”とは? そしてボンドの過去に秘められた、決して忘れられない“運命の女”とは──? 
 シリーズ第1作の「007/ドクター・ノオ」から半世紀近くを経て、「007」は原点という名の新境地を開いた。実在する英国諜報機関の元諜報員という経歴を持つ作家イアン・フレミングが、初めてボンドを登場させた小説「カジノ・ロワイヤル」を原作に、かつて1度も描かれたことのないジェームズ・ボンドの人間性に踏み込んだのだ。
 国家予算1500万ドルを賭けた、カジノでのポーカー・ゲーム。それが、ジェームズ・ボンド最初の任務だ。敵は、世界中のテロリストに資金を提供する“死の商人”ル・シッフル。ボンドのパートナーは、監視役として送り込まれた美女、ヴェスパー・リンドだ。最初は彼女を疎ましく思っていたボンドだが、次第に彼女の聡明さと勇気、そして思いやりの深さに惹かれていく。

はろー・えぶりわん
ハロウ・ハブ・ア・ナイス・デイ
本日2006.11.20。明治安田記念ホール試写会会場より、日テレの某ずるい団体の速報に負けないくらいの即日アレでお送りします。
ネタばれはありません。けど原作メインの当サイトの性格上、原作は読んでますよね。読んでることの前提です。
(・∀・) ニヤニヤ
あの・・・なんですか・・・・!?
(・∀・) ニヤニヤ 合言葉は「バーバラ・サーック!!! トンでもねぇもの作りやがって!!!」         
Σ(゜Д゜)こっ、こらぁ、前はァァァァッ!!!
ボンド・ムービー見に行ったら、「映画」を見せられて、悲しくも悔しくもないのに目から汗が出てきた。
ぜったいありえねーと思っていたものが目の当たりにされてどうしたらいいかと。つくづく思い込みと言うか、固定概念というか、刷り込みと言うか、おっそろしいなあと。
原点回帰といっても、新機軸と言っても、所詮は半世紀積み重ねて生きたシリーズの重力圏内の範疇でしか実現しないレベルの物だとおもいこんでたわけでねぇ。。。
重力に魂をひかれた者達だな
アルバート“カビー”ブロッコリの重力は重いもんね。違うものだせー、新しいもの出せーと言ってた、重力から解き放たれたと思い込んでる自分たちが、一番重力の底に居たんだと思い知らされたわけ。
そっすか。ふ〜ん。ま。「カジノロワイヤル」映画化するよーっていっても。原作どおり映画化するとは思わなかったからね。実際。無理だろって。出来るくらいなら「ワールド・イズ・ノット・イナフ」があんな結末にならんだろうて。
前半原作どおり、後半真の黒幕登場・仇討ちアーンド途中でゲトした女の子をお持ち帰りでエンディング。ブロスナンが続投してたらこんなカンジ?
うんうん。ただブロスナンが居なくなってたら原作どおり映画化したり、新しいことをやるんじゃないかなという予想はしてた。
言ってたね。バーバラ・ブロッコリが親の遺産を継いだ「二代目」という看板に終わるのを良しとしないなら、それでは終わんないよと言う欲望とか野望があれば「変える」かも。
いえいえ。今のoo7というのは、一人のオンナが世界一いい男をプロデュースしている映画なんすよ。ぶっちゃけね。ブロスナンまでのカビーが選んできた男は、みんな「オトコの欲望を代わりに全て満たしてくれる存在」、男子の本懐コレに極まりだったけど。
世界一のオトコをプロデュースする、女の本懐是に極まり?
発掘して、育てて、調教して、侍らす。これですよ。これ。欲を言えば二番目にいい男とつがいに出来れば、これ最強。
おまえというやつは・・・・
「トゥモロー・ネバー・ダイ」からバーバラ体制が始動して、ヒロインが変わった。ボンドより動く人、ボンドを手玉に取る人、ボンドを翻弄する人。助けられまくりでやっとこ任務をまっとうするボンド。
おかげさんでブロスナンのボンドは影が薄いといわれつづけたし、ゴールデンアイ以前とくらべてちょっとしっくりいかない皮膚感覚があったけどね。。
それはブロスナンが、バーバラが選んだボンドでなくて、カビーが選んだボンドだからなんだよね。
他は自分たちのものになったのに、主人公だけが自分のたちのものじゃない。
やりたいことを実行するにはイメージが違う。
だけど、ブロスナン降板で事情が変わった。
だから今回一番楽しみだったのが。主役からタイトルまで、1から10まで全てが自分たちの色に染められる状況でどんなものができるのか? オンナが選ぶ世界一のオトコはどんなオトコか?
すいません・・・
すかされたわけね。
そうなのよ。おもいっきりすかされた。プロデューサーは理想の異性への欲望でなく、製作者としての野望を優先した。だからボンド・ムービー見に行ったら映画見せられちゃって。すげぇもん観ちゃった笑うしかないな、と。
ビジネスだもんね。で、どうだったのさ。観終わって
主役変えろ、三十代後半にしろ、原作つけよ。ドラマに直接リンクしないスタントはなくせ、主題歌は男にして、アップテンポにして。劇伴にアレンジ流してよ。フィニッシャー担当の脚本家雇えよ。殺陣みせろよ。
ぶちぶちいってたね。
ぶちぶちいってたら・・「あなたの願いを全てかなえました。ほらどうぞ」みたいに突きつけられちゃったら。これ以上言ったら罰当たるじゃない(゚∀゚)ノ
音楽はコンポーザーでなくて、メロディを作れる作曲家に変えろという願いはかなわなかったけどな
あ! 前回のダイア密輸の黒幕!
ちゃうわい! まったく。あれだな。フィニッシャーとして、そのジャンルに長けている脚本家に一稿をリライトさせるは正解だよな。
( ゚Д゚)ハァ!?
どうみたって、いつもの二人でだけでフィニッシュしてたら。「シスの復讐」みたいな体たらくになってたろう。
どっちも「絵」で見せる映画であって、脚本や演出のまずさは二の次だったのが、今回だけはドラマが重要になってくるわけでね。
( ゚Д゚)ハァ!?
いやのそのね。アナキン・スカイウォーカーという「主人公」として描かれたきた人物が、悪の道に堕ちて、師を、友を、妻を裏切り、ジェダイを皆殺しにして最初の「スター・ウォーズ」に繋がるといとうコレ。話自体が絶対に面白いハズなのよ。面白くならないわけないのよ!!!
身勝手だけど繊細な、繊細なゆえに身勝手なジェイムズ・ボンドが色々裏切られ傷ついてoo7という暗殺機械になっていく今回のoo7ビギニング同様、EP3はダース・ベイダービギニングなんだから。ルーカスもPG解禁したのは、エピソード3が文字どおりの肝腎要だと自覚してる証拠でしょ。なのにこの体たらく。
もしもーし、大丈夫ですかーお題が違いますよー。
脚本くらいきちんと悲劇が書けるプロに頼むべきだったのよ!!!
はいはい、ありがとう。つまり「カジノロワイヤル」は「シスの復讐」がやらなかったこと、やりたくでも出来なかったことを、やりきってしまったと??
結末はみんな知ってるでしょ。結末どうりやりますよって宣言したら、あとはその過程がどうするのかが重要であって、客の注目そこしかしないわけじゃじゃない。客の期待と想像以下か以上かの厳しい条件で、「この子は本当は出来る子なんです」の戦いでバーバラは勝負にでたけど、ルーカスは逃げやがった。
クリスマスのイベントムービーじゃ終わらせないよ。アカデミー賞ぐらい狙っちゃうよー。みたいな?
でっしょおー、そうでしょ。そう思いますでしょっ。
先輩・・・・・゚・(ノ<`)・゚・。
エンターテイメントというものは時代とともにその趣向は移り変わっていきます。この「カジノロワイヤル」は現在が求めている娯楽映画の形です・・・とまあマイケル・G・ウィルソンはいってたけれど、今回oo7がこういった映画として作ることが出来たのは。スポンサーのソニーのおかげってものあるよね。
ソニーのというよりは、「スパイダーマン2」の大成功のおかげね。
スパイダーマン2でヒーロー・アクションがどういうものか・・・蜘蛛にかまれたから特殊能力を得たんだよという原因でなく、ピーター・パーカーが「スパイダーマン」として生きることを選んだ「動機」をかくことが、ヒーローとは何なのか? というテーマをエンタテインメントとしてつくることなんだという実例が後押ししたんだろうね。
ただそれって、ドラマの中心に主人公が居ると言う場合のスタイルであって、主人公のドラマのストックがなくなったらおしまいという、ヒットして続編がつくられるけどやがてフェード・アウトしていくシリーズ物の典型なんだよね。
007が続いているのは・・・
(´<`)ノ ハーイ 主人公が常に傍観者の立場に居るスタイルだからでしょ。
現に主人公がドラマの中心だった「女王陛下のoo7」「消されたライセンス」はことごとくコケてる。しね。時代がヒーロー物に求めているものと、oo7というジャンルに求めているものは実は違うんじゃないかなと。
クレイグ契約期間はこの路線、このクオリティは保てるかもしれない、しかしこれから何十年もそれを維持できることが出来るのかな、かな? というものかな。
1作目で恋人死にました。二作目で仇を討ちました。3作目はどうするの? 上司が暗殺されましたにする? 親友に裏切られましたにする?
ぢつは両親の死は、事故でなくて陰謀でした。
よせっちゅうにっ!
ボンド君、君の両親を殺した犯人が脱獄したよー
それは違う映画だろーが!!!

comming soon
えー、こんな作品を何回も作ってたら、10年はもつシリーズの寿命も3年で終わっちゃいますよ。ンフフフ。
スパイダーマンの原作者は、50年間は続けられるお話のストックがあるっててましたね。ンフフフ。
ンフフフ
案の定これの予告編、「カジノロワイヤル」の上映前にかかりました(*゚<゚)ノ。+・゚・  
うん。「スパイダーマン3」の予告編のための「カジノロワイヤル」ですから。「ダヴィンチ・コード」がその集客数に「カジノロワイヤル」の予告編を見せる目的があったようにね。
大本命ですもんね。ソニーにとって。
タイトルにプレイステーション3のロゴを使ってまでの徹底ぶりですもんね。
「カジノロワイヤル」のロゴが公開されたときも、もしかして、今度売り出すプラズマテレビの商品もロゴかと思っちゃいましたね。
いやあ、ソニーのクラッシク・ロゴなんかでも「ロイヤル、ロイヤロル、ロワイヤル!!」くらい格調あったと思うぞ、ンフフフ
しかし、私たち、褒めてないですね。
腐してる?
ツンデレですからという言葉で、逃げときましょうか。
いや、こねこ場で褒めちぎっても「◎◎書店」の××さんとか、●●社の■■女史なんかから「ちょうちん記事なんて、してよくて?」フフンっやられるのがね。アレだしね。
いゃあ、ほんとはね、自分にすなおになってねー、随喜のよだれ垂れ流して・・(゚∀゚)ノ
涙でしょ、な・み・だ。
・・歓喜の汗垂れ流して、感激と快感に痙攣したいわけっすよ。玉、撃たれるクレイグさんみたいに。
ドMになってしまえばこんな拷問なんとも無いんだ。もっと撃って!もっと責めて! っていうくらい快楽だと思い込めばいいんだ!!!
でも、僕の絶対的な怪物だけは、ちょん切らないで! お願い!
ぽっ。
デンチさんも今回飛ばしてますよね。撮影以外のところでも。
絶対的な存在感を誇ったデンチさんも、クレイグさんの絶対的な存在感のモノに圧倒されたらしい。
クレイグ氏はね、股間にね、ものすごいモノ、まさに絶対的な怪物を飼っているのよ。
その翌日からアレでしょ
おはようございまーす、絶対的な怪物さーん
じゃあ、お先にい。ビッグなアレ。
楽しそうな現場だね・・・。
そこら辺があのすさまじいチームワークやキャパ以上の演技や存在感を生むんだろうね。
主役3人なんかオフショット見てると、心から仕事たのしんでるのがにじみ出てて、掛け合いの間合いや、絶妙なタイミングに反映している。
・・・で、そいつらに負けるかとばかりにコ・スタッフも張り切っていい具合に盛り上がってる。
原作のドラマ性の薄さをどう補って原作どおりにしていくか。
それについて恍惚に近い満足感を得ました。次回もこのスタイルで行くでしょうきっと。それによって保障される恍惚感はあるでしょうが、このスタイルは絶対すぐに頭打ちになるだろうし、それに対する不安感も同時に存在する。
今は酔え。ということですね。
こっから先は無礼講です。伊勢丹プレミア、観戦記行きマース
お客さんは50人くらい。会場とともにサントラがかかります。
ちょうど「アストン・モンテネグロ」のところで上映開始是妙なタイミング。出だしはそう来たか!!!
主題歌はまたしても別バージョン。歌詞の字幕がかっこいい「銃を取れ、武装しろ。やつらはいつも裏切る。お前が死んだら奴らは次の代わりを準備するだけ」この主題歌には女体は不要。男の歌であり男のタイトル。エンディングかかるけど本編後はこの歌がすごく重い。
そどっちかというと「DR.No」のタイトルの擬人化っぽい。
とにかく隙のない演出、無駄のないアクション、計算されつくした精密な脚本、その表情しぐさから目を話せない演技。
+これが「ゴールデンアイ」の監督と同じ人なのか疑うほどのクオリティ
二手三手先をよんで全ての行為に意味がある。ボンドの行動。
精神的にも肉体的にも、獲物を理詰めで追い詰めていくんですよ。
製作者の罠だとわかっていても、どこの新婚コメディですかと思わせるボンドとヴェスパのかけあい。お互いの心理分析合戦なんて芸が細かい。
自分の幼年期の生い立ちを思い浮かべるときなんて、ちゃんと眼球が左上にいってるんだぜ。クレイグさんだけ。
ヴェスパ・マティーニと従来のボンド・マティーニは両方登場します。
ヴェスパ・マティーニをボンドが頼むと賭場のみんなも同じもの頼むんだけど、レイターだけレモンは抜いてくれと言うんだよね
甘党だな。レイター。
MI6は陸軍情報部と実際のものになってた。
特殊部隊の元海軍中佐が、陸軍情報部のMI6にスカウトされたってことね。
原作パートになってからは、原作のトレスだけでは終わらせんよと、サプライズ多すぎ!!
戸田なっちの字幕がおとなしすぎた。
いつもの駄洒落や戸田節セリフはなかったね
なかった分だけストレスたまったのか、拷問シーンの字幕で先生ご乱心!!! せんせい壊れちゃったよwwww
つうか、あんたの好きな妄想炸裂な、あの拷問。原作の絨毯叩きよりエグイよね
パワーアップしてますよね(*´Д`)ハァハァ
なんといいますか。マイケル目立ちすぎ!! 笑らかすきですか!!!
クレイグ、かわいい!! チャーミング!!
とにかく、なぜ死ななかったの、なぜ勝ったのと原作に対する疑問や矛盾に対して一つ一つ解釈した上でドラマ作っててね。眼帯の男を含めて原作は全て映像化した上でね。
デンチがラス前に組織の長としてはありえないセリフを言うんですよね。電話の向こうのボンドの言葉と心情を察してね。てもあれデンチだからこそのものですよね。デンチもクレイグに振り回されている様がかわいい。
あとラスト・シーン。想像はつくけどああいう見せ方だとゾクっとしますよね。
肝心なヴェスパのアレについては。
ああしなきゃだめだのかな・・・ヴェスパの行動だけは最後まで矛盾が残ってた。
あれはもう隠し切れなくて、もう悟ってばれるようにしたんでしょ。・゚・(´д⊂ヽ・゚・
うーん。手が届かずに深い水の底の闇の中にのほうがなあ・・・・
最後に一言。
そうだね。最後に一言。
マチスすぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんんんんんんんんんん!!!!!!!
それでは明日のジャパン・プレミアも行ってくるぜ
一回だけじゃ満足できないからね