「愛用の銃はどこでしょう、スカラマンガ?  黄金銃は?」

The Man With The Golden Gun:黄金銃を持つ男
1974年 119分 イギリス
監督:ガイ・ハミルトン
脚本:リチャード・メイバウム、トム・マンキーウィッツ
撮影:テッド・ムーア、オズワルド・モリス
音楽:ジョン・バリー
出演:ロジャー・ムーア、クリストファー・リー、ブリット・エクランド、モード・アダムス、他

はじめに
本作のボンドの敵・スカラマンガを演じているのはドラキュラ俳優として有名なクリストファー・リーで、万年筆、ライター、シガレットケース、カフスなどを組み合わせて出来る黄金銃はとてもユニークです。たしかボンド候補のひとりにも上がっていて、フレミングの友人だったんだっけ。ポイントはグッドナイトの天然ボケぶりを楽しめるかどうかで、楽しめない人が多いらしく、この作品はワーストの上位に入ってしまう。


原作と映画の関係
スカラマンガの肉体的特長と殺し屋の職業のみ。




ストーリィ
Mの元に黄金の弾丸と共に「ボンドの命をもらう」と書かれた手紙が届き、ボンドは差出人の殺し屋スカラマンガの正体を追った。
ベイルートで002が撃たれた弾丸を入手し、Qが分析。弾丸の作成者であるマカオのラザーと接触する。 銃弾を受け取りに来たアンドレアを尾行して、香港へ。
スカラマンガの居場所を聞き出すが、ボンドの目の前で男が射殺される。 殺されたギブソンは、エネルギー事情を一変させるソレックスと言う装置を開発、英国へ来る意志があったのだが、死体にはその装置はなかった。
ギブソンはバンコックのハイファットの下で働いており、 ハイファットがスカラマンガを雇ったと考え、ハイファットに接触。
ボンドは相撲の力士に襲われ、気絶。ハイファットの道場で空手の達人と対戦。相手を倒して逃走する。
スカラマンガはハイファットを射殺。
アンドレアはスカラマンガから離れるため、ボンドに殺させようと、わざと偽の黄金の弾丸と予告状送りつけたことを自白する。ボンドはソレックスとの交換条件でアンドレアを味方にする。
 ボンドはソレックスを受け取るため、アンドレアにキックボクシング会場に呼び出されるが、彼女はスカラマンガに殺されていた。スカラマンガはボンドに警告して立ち去る。 ボンドは落ちていたソレックスを発見し、 助手のグッドナイトに渡すが、彼女が捕まってしまう。
ボンドはスカラマンガを追って、偶然にもペッパー保安官の乗った車で追跡。
腐って曲がった橋を利用し、回転しながら対岸へ行くが、 スカラマンガは車に羽根をつけて空へ逃げられる。
発信器から中国領海へ逃げたとわかり、ボンドは単身赴く。
待ち受けていたスカラマンガは、ソレックスを各国に競売にするつもりだと説明。
そして、彼は殺しの芸術家としてボンドとの対決を要求。
ニックナックの仕掛で対決するが、ボンドは監視カメラから逃れる舞台裏を発見。ロウ人形のマネをしてスカラマンガを射殺。
グッドナイトが見張りを倒すが、装置の温度が上昇し、工場は今にも爆発しそうだ。
ボンドはソレックスの回収し、スカラマンガの船で脱出。工場は大爆発する。
船にニックナックが潜んでおり、対決。これを倒して帰還する。


kl