「学ぶべきことは世に多い」

Diamonds Are Forever:ダイヤモンドは永遠に
1971年 120分 イギリス
監督:ガイ・ハミルトン
脚本:リチャード・メイバウム、トム・マンキーウィッツ
撮影:テッド・ムーア
音楽:ジョン・バリー
出演:ショーン・コネリー、ジル・セント・ジョン、チャールズ・グレイ、ラナ・ウッド、他

はじめに
ショーン・コネリーがボンドに復帰しました。
 ボンド・ガールのジル・セント・ジョンは当時、キッシンジャー大統領補佐官の愛人として話題になった女優さん。ハワードヒューズをモデルにした大富豪なんか出てきます。



原作と映画の関係
原作から生かされたのは、アフリカからダイヤ密輸の行程。
ティファニーやピーターら何人かの登場人物のみ。



ストーリィ

ボンドは、ブロフェルドを追跡。 整形手術で影武者を作ろうとしていたブロフェルドも倒すが・・・・。
Mは、次の任務として、ボンドをダイヤモンド密輸事件調査に当てる。 南アのダイヤの多くが密輸され、しかも闇市場にも出ていないのだ。 ウイントとキッドという2人組の殺し屋が、運び屋を次々と殺害している。ボンドは運び屋ピーター・フランクスに扮して ティファニー・ケイスと言う女性に接触。
逮捕されたフランクスが脱走するが、ボンドが殺害。その遺体にダイヤを隠して、ロスへ密輸。 葬儀会社で火葬にされかかるが、ダイヤがニセ物だったために助けられる。そこで会った老人が、ラスベガスのホテルでショーをしていると知り、急行。 だが、彼もまた殺されていた。 ここはホワイトという有力者のホテルで、彼は自室から出ない事で知られている。
ティファニーは、手を組むと称して、本物はボンドが持っていと思い、ボンドからダイヤの有りかを聞き出そうとする。
彼女はボンドの指示でダイヤを納めた人形を回収。 CIAは彼女を尾行するが、まかれてしまう。
 ダイヤを回収に来たバンを尾行。バンはホワイトの研究所へ行く。何かを作っているのを目撃するが、正体が見破られ、月面車で逃走。
ティファニーの車でラスベガスまで来るが、またもパトカーに追われる。 激しいチェースの末、ボンドは狭い通路を片輪走行で突破。
しかし、CIAはホワイトが黒幕とわかるまでは手を出せないので、ボンドはホテルの壁をロッククライミングで最上階へ。
だが、そこには2人のブロフェルドがいた。ボンドが殺したのは影武者だったのだ。
ブロフェルドはホワイトになりすましていた。 ボンドは猫をけり、飛びついたブロフェルドを射殺するが、実は猫も影武者だった。
眠らさせられたボンドは、ウイントとキッドによって、パイプラインに埋め込まれる。 ネズミ退治装置を、係員が修理にきて脱出。
ボンドはホワイトの別荘へ急行。バンビとサンパと言う女性を倒し、ホワイトを救出。
カジノのティファニーは、ブロフェルドに気づき尾行するが、逆に捕まる。
ボンドらは研究所へ急行するが、すでにダイヤ製の装置はロケットで発射されていた。 レーザー衛星はアメリカ、ソ連、中国の軍事施設を攻撃。 ブロフェルドは、各国に衛星を競売にかける。
 ボンドはブロフェルドがバハに油田施設を作った事に気づき急行。 衛星制御用のテープをすり替えるが、ティファニーが誤解して元に戻してしまう。 ブロフェルドは見せしめにワシントン攻撃を決定。
ボンドは倉庫に閉じこめられるが、ホワイトらのヘリが油田を攻撃。 ブロフェルドは攻撃続行を指示し、自分だけはボートで脱出しようとする。 だが、倉庫を脱出したボンドは、クレーンを奪いボートを管制室へぶつける。油田爆発寸前に、ボンドらは海へ脱出。
ボンドらは、ホワイトのプレゼントで船の旅に出るが、 そこへウイントとキッドに襲われる、格闘の末、爆弾ごと船外へ放り投げて倒す。


kl