「チェロォォォッッッッ」

The Living Daylights:リビング・デイライツ」
1987年 132分 イギリス
監督:ジョン・グレン
脚本:リチャード・メイバウム、マイケル・G・ウィルソン
撮影:アレック・ミルズ
音楽:ジョン・バリー
出演:ティモシー・ダルトン、マリアム・ダボ、ジョー・ドン・ベイカー他
はじめに
ティモシー・ダルトンとは過去にも2回もボンド候補となったこと(「女王陛下」「ユア・アイズ・オンリー」の時です。)があり、シェークスピア俳優として演技力のある名優の一人でありんす。そんなダルトン。スパイ映画のボンドをみせてくれまする。シリアスっす。ボンドガールのマリアム・ダボはシリーズでは珍しい清純派ボンドガール。話の進展とともに成長していく過程がとても良かったです。でもなんといっても、ダルトンの狙撃のときのあの眼です。
原作と映画の関係
「リビングデイライツ」の公開時の発表で、「イオンプロはフレミングの遺族から原作を自由にアレンジする事を許されている。さらにガードナーのシリーズは遺族の承認を得て書かれ、フレミングのものと同じ出版社から出版されているため、ガードナーの原作を借用することにについては問題ないとのことだった。
「ベルリン脱出」が導入部分に展開する。
舞台はベルリンからチェコスロバキア、272号の脱出からコスコフ将軍の亡命に変更される。
「メルトダウン作戦での」米軍輸送機スターフリーター上のボンドとケイパ―の格闘が、ボンドとネクロスの戦いに。
アン・ライリーをイメージしたミス・マニペ二―。しかも仕事は秘書というより、Q課のスタッフ・・・
ストーリィ
ボンドは、亡命するコスコフ将軍を助けるため、狙撃手を撃つ任務に。
だが、狙撃手はチェリストのカーラ。 プロでない彼女を見逃しつつも、亡命は無事成功。
コスコフの取調が始まり、 KGBのプーシキン将軍が、米英のスパイを全滅させる計画を遂行している事を知る。
KGBを装ったネクロスによって、コスコフは連れ出され、報復としてボンドにプーシキン殺害命令が。
しかしボンドは陰謀を感じ、カーラを尾行することに。彼女のライフルが空砲である事に気づく。
コスコフの亡命は演技だったのだ。コスコフの友人と称し、彼女に接近する。
アストンマーチンで国境の検問を突破。
コスコフは武器商人ウイテッカーと共に 世界革命計画を計画していた。そのためにも邪魔なプーシキンをボンドに殺させようとしていたのだ。
ボンドは、チェロの金の出所から、ウイテッカーの存在を突き止める。
ボンドはプーシキンに直接会い、双方相打ちさせようとするコスコフのスパイ殺し計画を知る。
そこで、ボンドはプーシキン暗殺の芝居を打つ。
だが、コスコフにだまされたカーラに薬を飲まされ、ボンドは捕まる。
彼らはボンドをアフガニスタンに引き渡す。だが、脱出に成功。
レジスタンスのカムランと知り合う。
コスコフは武器の資金で麻薬を買い、私服を肥やしていた。ボンドはその輸送機に爆弾をセット。レジスタンスのカムランらが襲撃を開始。
ボンドは輸送機を離陸させるが、ネクロスが乗り込んでおり、
網に引っかかって空中で格闘。ネクロスを倒す。
さらにソ連軍のレジスタンス攻撃を阻止する。
さらにボンドは、ウイテッカーの屋敷を襲撃。彼を倒し、到着したプーシキンがコスコフを逮捕する。
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